Mesothelial differentiation of endometrioid carcinoma with MELF pattern
Project/Area Number |
23K06440
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田原 紳一郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20792584)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | MELF / 中皮 / 類内膜癌 / Laser microdissection / RNA sequencing |
Outline of Research at the Start |
子宮体部の類内膜癌には、形態学的には悪性度が低く予後が良いとされるGrade 1であるにもかかわらず、高い浸潤性を示すMELF (microcystic, elongated, and fragmented) patternを有するものが存在する。私はMELF patternの病理組織検体を用いた網羅的な遺伝子解析を行う中で、癌細胞が中皮への分化傾向を示している可能性を見出した。本研究では癌の中皮への分化を明らかにし、類内膜癌の分化の新たなメカニズムを解明することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
子宮体部の類内膜癌には、形態学的には悪性度が低く予後が良いとされるGrade 1 であるにもかかわらず、高い浸潤性を示すMELF (microcystic, elongated, and fragmented) pattern を有するものが存在する。MELF pattern をとる症例を用いて、ホルマリン固定パラフィンブロック (FFPE)からレーザーマイクロダイセクションを行った。そしてそれらの検体からRNA sequenceによるトランスクリプトーム解析を行う中で、癌細胞が中皮への分化傾向を示している可能性を見出した。 解析で得られた中皮マーカーの候補のうち最も傾向が顕著であった遺伝子Aに関して、2種の子宮体癌培養細胞でそれぞれノックアウト細胞とノックダウン細胞を作製し機能解析を行い、Aが運動能に関わることが示された。コントロール細胞とノックアウト細胞のトランスクリプトーム解析を行ったところ、遺伝子Bの発現に差があり、タンパク質の発現でも差が見られた。Aの下流にBがあることが示唆され、Bの発現が運動能に関わっていると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ノックアウト細胞の作製及びレスキュー実験を行うのにやや時間を要したが、機能解析において運動能に差があることが示された。病理組織検体での免疫染色と培養細胞の遺伝子操作の両面から、子宮体癌の癌原性にAが及ぼす影響を解析している。
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Strategy for Future Research Activity |
タンパクAと結合すると言われているタンパクCのリコンビナントを細胞に振りかけたところ、A及びBの発現に変化が見られた。AとBの上流にCが存在すると考えられる。これらの経路のさらなる解明を目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)