Mitochondrial dysfunction in proximal tubular epithelial injury of Anti–brush border antibody disease
Project/Area Number |
23K06452
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
康 徳東 昭和大学, 医学部, 講師 (00571952)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 一穂 昭和大学, 医学部, 教授 (10256505)
板部 洋之 昭和大学, 薬学部, 教授 (30203079)
高木 孝士 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (10774820)
澤 智華 昭和大学, 医学部, 講師 (80422541)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 近位尿細管上皮細胞 / LCMS/MS分析 / Megalin / ミトコンドリア / 質量分析法 / 近位尿細管傷害 / ミトコンドリア異常 / 尿細管間質炎 / 抗刷子縁抗体病 |
Outline of Research at the Start |
近年注目されている抗刷子縁抗体病は急性腎障害を惹き起こし、末期腎不全へ移行する自己免疫疾患で、診断のためのバイオマーカーと治療の確立が求められている。本研究ではHeymann腎炎ラットモデルを用い、抗刷子縁自己抗体の負荷によるPTEC傷害を解析し、Mitの形態学的異常とプロテオミクス・バイオマーカーとの関連性を明らかにする。得られた知見は細胞膜構造である刷子縁と細胞内共生したMitとを結ぶ新たな細胞内連関経路を明らかにし、自己抗体や病原体などの細胞膜に作用する種々な病因がMit傷害を誘発し、PTEC傷害を増悪させる新たな腎疾患の進展機構の提唱に繋がると期待される。
|
Outline of Annual Research Achievements |
抗刷子縁抗体病は急性腎傷害を惹き起こし、末期腎不全や透析へ移行するリスクが高く、治療のためのバイオマーカーの開発が求められている。質量分析法を併用し近位尿細管の微量タンパクの解析方法を確立し、Heymman腎炎を用い、傷害された尿細管のプロテオミクス解析を行っている。しかし、抗刷子縁抗体病では近位尿細管上皮細胞傷害のメカニズムに関連したミトコンドリア傷害はまだ検討されてない。本研究ではモデルを用い、自己免疫抗体の負荷によるPTEC傷害を解析し、関連したミトコンドリアの形態学的異常と新規なバイオマーカーを明らかにすることを目的とする。得られた知見は自己免疫疾患や感染症や薬剤性や虚血性、さらに糸球体疾患の二次的尿細管間質障害の機序にも関連し、腎機能低下の傷害経路を阻止する治療戦略に繋がると期待される。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Active とPassive Heymman腎炎モデルラットを併用し、光顕、電子顕微鏡で近位尿細管上皮細胞傷害と尿細管間質炎の検討は十分に遂行した。使用動物の匹数を計画通りの範囲内で使用し、有意義な関連因子を発現できた。現時点では、エボン包埋された標本を用い、連続切片を作成し、尿細管上皮細胞内の小器官に立体構築観察を用意している。LCMS方法及び3D電顕観察方法などの実験方法で確かめており、検出された蛋白因子と形態学変化との関連性を解明する知見が得られた。以上から、得られたpositive dataを説明・補完する結果を得られており、大きな支障なく研究を遂行できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
立体構築ができる走査電子顕微方法と質量分析法を併用して抗刷子縁抗体病の尿細管間質障害因子の同定はHeymman腎炎モデルを用いて十分に検討する。腎機能低下進展の上で近位尿細管細胞の機能障害の現象にも着目し、特にミトコンドリア傷害が尿細管間質障害に及ぼすこと及びその詳細な発症メカニズムを評価する。今後は、Passive Heymann nephritis やアドリアマイシン腎症モデルを追加し、傍尿細管毛細血管から抗体や高度蛋白尿による近位尿細管細胞の影響を加え、ミトコンドリア傷害の再検証を行う。現在、アドリアマイシン腎症モデルおよびPassive Heymann nephritisでミトコンドリア傷害の分析に問題はない。種々の検証を実行する上で問題や支障がないと考える。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
-
[Journal Article] Apolipoprotein E-associated Lipoprotein Glomerulo-tubulopathy2023
Author(s)
Tanimizu Hikaru、Hara Risa、Sekine Akinari、Inoue Noriko、Hasegawa Eiko、Tanaka Kiho、Kono Kei、Kinowaki Keiichi、Ohashi Kenichi、Okubo Minoru、Yamaguchi Yutaka、Kang Dedong、Honda Kazuho、Saito Takao、Sawa Naoki、Ubara Yoshifumi、Hoshino Junichi
-
Journal Title
Internal Medicine
Volume: 62
Issue: 15
Pages: 2209-2214
DOI
ISSN
0918-2918, 1349-7235
Year and Date
2023-08-01
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-