Project/Area Number |
23K06538
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49050:Bacteriology-related
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
妹尾 充敏 国立感染症研究所, 細菌第二部, 室長 (20646624)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | Clostridioides difficile / CDI / 糞便移植療法 |
Outline of Research at the Start |
Clostridioides difficile感染症(CDI)の治療法の1つである糞便移植療法は、効果は非常に高いが、現状の施術方法では、危険性やリスクを伴っている。本研究では、糞便移植療法を安全性の高い方法へ改善するため、ドナーの糞便中から治療の鍵となる因子を同定し、その作用機序を明らかにすることを目的としている。これまでの実験により、ドナーの糞便中に治療因子があることが分かっており、部分精製まで進んでいる。本研究では、この因子の完全精製を行い、同定した後、動物実験で効果を確認する。また、因子の作用機序も明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
Clostridioides difficileは抗菌薬関連下痢症・腸炎を引き起こす主要な原因菌であり、医療施設内でアウトブレイクを起こすなど院内感染が世界的に問題となっている上、死亡例も稀ではないため、本菌の引き起こす感染症(C. difficile Infection: CDI)の対策は急務である。CDIの治療法の1つである糞便移植療法は、非常に高い効果を有するが、現状の施術方法では、ドナーの潜在的な疾患を引き継ぐなど危険性やリスクを伴っている。本研究では、糞便移植療法を安全性の高い方法へ改善するため、ドナーの糞便中から治療の鍵となる因子を同定し、その作用機序を明らかにすることを目的としている。 これまでの研究によって、C. difficileの増殖を抑制する因子の精製プロトコールについて、塩析・透析、ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィーなどの条件は決定していることから、今年度はイオン交換カラムクロマトグラフィーを用いて最終ステップの検討を行った。その結果、陽イオン交換、陰イオン交換共に複数のイオン交換樹脂について、移動相の電解質溶液の条件など数多くのパターンを試したが、最終ステップとして精製プロトコールに取り入れることが可能なものは見出せなかった。そこで、最終ステップとは異なるが、精製プロトコールに取り入れることができるさらなる条件を検討したところ、疎水性クロマトグラフィーを加えることが可能であることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度、精製プロトコールの完成を目指し、最終ステップについて、様々な条件を用いて検討したが、良好な結果が得られる条件を見出すことができなかった。しかしながら、最終ステップではないものの精製プロトコールに加えることができる条件を見つけたため、これによってどの程度、因子の精製レベルが上がるかを確認した後、精製プロトコールの完成を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の精製プロトコールでの因子の精製レベルを確認し、更なるステップを加える必要があるかを見極める。すでに因子の同定が可能なレベルであれば、同定に進むが、更なる精製ステップが必要であると判断した場合、これまでに検討していないカラムや精製法について検討する。
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