Project/Area Number |
23K06861
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
惠 淑萍 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (90337030)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 糖尿病腎症 / 脂質蓄積 / 抗酸化物質 / 慢性腎臓病 / 酸化ストレス / DHMBA / フラジン |
Outline of Research at the Start |
糖尿病性腎症の発症に酸化ストレスが深く関与しているが効果的な予防法や治療薬はない。代表研究者らは天然物から発見した抗酸化物質 (3,5-dihydroxy-4-methoxybenzylalcoho(DHMBA)及びフラジン)が酸化ストレスから肝機能保護作用を見出した。 本研究課題では、ヒト近位尿細管上皮細胞(HK-2)と糖尿病性腎症モデル動物を用いて、関連する酸化と抗酸化実験を行い、抗酸化物質(DHMBA及びフラジン)の糖尿病性腎症の発症に対する予防作用を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病性腎症患者の腎生検組織では、脂肪滴の蓄積と脂質代謝関連遺伝子の発現異常が報告されたが尿中の脂質はこれまで特に注目されていなかった。尿は侵襲性が無く大量に採取可能なため、慢性腎臓病の検査材料として適している。令和5年度は尿中の脂質と腎疾患との関連性を調査するため、先行研究で開発した血中コレステリルエステル定量用の液体クロマトグラフィー/質量分析(LC/MS)法の改良を行った。
まず、当研究室で合成した重水素標識コレステロールとオレイン酸及びN,N-ジメチル-4-アミノピリジン(DMAP)を無水ジクロロメタンに溶解し、室温で1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)を縮合剤として室温で反応させた。次いでその生成物を酢酸エチルで抽出した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して重水素標識コレステリルオレアートを得た。同様に重水素標識cholesteryl linoleateなど他3種類も合成できた。合成した標識体は核磁気共鳴および高分解能質量分析(LTQ-Orbitrap)にて構造を確認した。次は、これら重水素標識コレステリルエステルを内標準物質物質として、大気圧化学イオン化 (APCI)を選択し、陽イオンモードで定量分析法の改良を行った。検量線はそれぞれ2-200 nmol/mLの範囲で良好な直線性(r2≧0.998)が得られた。また回収率は0.9-1.1の範囲内、変動係数は6%以下を良好とした。今後は本法を利用して検体中の脂質定量を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当ラボでは、内標準物質として重水素標識のコレステリルエステルの化学合成法が既に確立されており、尿中脂質測定用のLC/MS法の改良が順調に進展できた。
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Strategy for Future Research Activity |
確立したコレステリルエステルの液体クロマトグラフィー/質量分析(LC/MS)定量法を用いて、慢性腎臓病患者の尿中脂質や細胞中の脂質を分析する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)