Project/Area Number |
23K06875
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
曲 寧 東京医科大学, 医学部, 教授 (70527952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
及川 哲郎 東京医科大学, 医学部, 教授 (10370165)
遠藤 真理 北里大学, 東洋医学総合研究所, 上級研究員 (60296829)
善本 隆之 東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 精巣 / 抗がん治療 / 精子形成 / 漢方薬単独投与 / 造血幹細胞移植 / 抗がん剤投与 / 放射線照射 / 漢方薬 |
Outline of Research at the Start |
造血幹細胞移植前処置の大量抗癌剤や放射線照射による性腺機能不全や妊孕性消失になり不妊症に繋がる。精巣は卵巣より抗癌剤と放射線に感受性が高く、移植後の乏・無精子症のリスクが高くなり永久的な造精機能障害が予想される。応募者らは不妊症治療に良く処方される漢方製剤中からツムラ牛車腎気丸、八味地黄丸と補中益気湯を選び、漢方薬投与による精子形成に対するin vivoとin vitroで治療効果と作用機序の違いを明らかにし、他の漢方薬も含め漢方治療の基礎的エビデンスを構築して、将来的に若年癌患者の造血幹細胞移植や抗癌治療後の不妊症治療の臨床応用へと展開する。
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Outline of Annual Research Achievements |
造血幹細胞移植が白血病や悪性リンパ腫など血液癌を根治する治療法の1つである。移植前 処置の大量抗癌剤や放射線照射による性腺機能不全や妊孕性消失になり不妊症に繋がる。精巣は卵巣より抗癌剤と放射線に感受性が高く、移植後の乏・無精子症のリスクが高くなり永久的な造精機能障害が予想される。本研究では、ツムラ牛車腎気丸(TJ107)、八味地黄丸(TJ7) と補中益気湯(TJ41)を選び、TJ107とTJ7・TJ41の単独投与による精子形成に対するin vivoとin vitroで治療効果と作用機序の違いを明らかにする。今年度は漢方薬の抗癌剤と放射線照射の単独の処置による精子形成障害の改善効果について解析する予定ですが、研究代表者の所属の異動により出遅れてしまい、また昨年6月から病気療養のために研究遂行が遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は漢方薬の抗癌剤と放射線照射の単独の処置による精子形成障害の改善効果について解析する予定ですが、研究代表者の所属の異動により出遅れてしまい、また昨年6月から病気療養のために研究遂行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
4・6週齡C57BL/6j雄マウスに、BSF (40-50 mg/kg)を腹腔注射と放射線6Gy 1回或いは1Gy 6 回全身照射する。60日後、コントロール(MF)餌、5種類の漢方製剤を含有させた餌(牛膝抜きTJ107、車前子抜きTJ107、TJ107、TJ41、TJ7:ヒト投薬量を体重換算して5倍を餌に含有)を60日まで自由摂食させた後に経時的に精巣を摘出し解析を行う。各週齢雄マウスにBSF投与あるいは放射線全身照射単独投与抗癌治療をする。重量解析および精子形成の解析による漢方薬の治療効果を確かめる。そして精子形成改善効果のある免疫因子の関与と同定する:上記の改善効果のある漢方薬を投与群と改善効果のない漢方薬投与群で、精巣間質に多く存在するマクロファージなどの精巣内での浸潤細胞や常在性細胞について調べるため、経時的に精巣内細胞の各種細胞表面マーカー分子に対する抗体を用いて多重染色後、フローサイトメーターを用いてFACS解析を行う。精子形成に関連する精巣間質のライディッヒ細胞と精細管内のセルトリ細胞に対する抗癌治療の影響についてまだ報告が少ないため、各週齡雄マウスの5種類の漢方製剤投与から120日まで経時的に精巣からRNAを抽出し、生殖細胞やセルトリ細胞、ライディッヒ細胞の関 連遺伝子(Germ cell: Tnp1, Spo11, Stra8; Sertoli cell: Amh, Aqp8, Cldn11, Clu, Ccnd2, Espn, Fyn, Inhba, Il1a, Rhox5, Testin, Sox9, Trf; Leydig cell: Hsd3b6, Star, Lhr, Pdgfa等)について調べる。
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