Project/Area Number |
23K06904
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 正紀 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20724438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 泰弘 自治医科大学, 医学部, 教授 (60376473)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 糖尿病 / 高齢者 / フレイル / サルコペニア / 肺機能 |
Outline of Research at the Start |
これまでも我々は、高齢者2型糖尿病患者を対象として、COPD発症リスクや肺機能低下、オーラルフレイルとの関係性について老年医学的なアプローチとして発表してきたが、このような高齢者に多い糖尿病と呼吸器疾患(COPDや肺機能低下)の関連性について考察する分野横断的な研究は、依然として非常に少ない。本研究ではこれまでの我々の知見などをもとに、高齢者2型糖尿病患者における肺機能低下やフレイル(オーラルフレイルも含む)への影響因子として、筋肉・骨・血管機能低下を仮説とし、骨格筋量や動脈硬化、骨密度など評価を行う予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者2型糖尿病患者においては、フレイル、サルコペニア、骨粗髪症・骨折、心不全、悪性腫瘍などを併発し、多疾患が併発しやすい状態(Multimorbidity)になりやすい。一方、加齢に伴い進行し高齢者に多い呼吸器疾患である慢性閉塞性肺疾患 (Chronic Obstructive Pulmonary Disease: COPD) は、同じ呼吸器疾患である喘息よりも2型糖尿病発症リスクが高いことが知られている。これまでも我々は、高齢者2型糖尿病患者を対象として、COPD発症リスクや肺機能低下、オーラルフレイルとの関係性について老年医学的なアプローチとして発表してきたが、このような高齢者に多い糖尿病と呼吸器疾患(COPDや肺機能低下)の関連性について考察する分野横断的な研究は、依然として非常に少ない。本研究ではこれまでの我々の知見などをもとに、現状としては、高齢者2型糖尿病患者における肺機能低下やフレイル(オーラルフレイルも含む)への影響因子として、筋肉・骨・血管機能低下を仮説とし、骨格筋量や動脈硬化、骨密度など評価を引き続き行っている段階である。 65歳以上の高齢者2型糖尿病患者300名を目標に、スパイログラムによる呼吸機能検査を実施し、FEV1%、%FEV1を測定、フレイル・サルコペニアの評価として、改訂日本版CHS基準(改訂J-CHS基準)を用いたフレイルスコアの評価や、筋肉量の評価として体組成計を用いた骨格筋指数(Skeletal Muscle mass Index: SMI)などについて、対象者のリクルートも含め実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
65歳以上の高齢者2型糖尿病患者300名を目標に、スパイログラムによる呼吸機能検査を実施し、FEV1%、%FEV1を測定、フレイル・サルコペニアの評価として、改訂日本版CHS基準(改訂J-CHS基準)を用いたフレイルスコアの評価や、筋肉量の評価として体組成計を用いた骨格筋指数(Skeletal Muscle mass Index: SMI)、骨密度(DEXA法)を算出中である。また、対象患者を65歳未満の非高齢者群と65歳以上の高齢者群に分け、年齢層別に糖尿病における肺機能低下要因とフレイル・サルコペニアの検討を2023年度に行う予定であったが、対象者のリクルートがスムーズに完了していない点も含め、やや遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、65歳以上の高齢者2型糖尿病患者300名を2024年度の調査目標とし、今後は、口腔の健康指標としてオーラルフレイルチェックリストやDASC-8を用いて、フレイルへの影響を評価し、呼吸機能との関連性について検討する予定である。
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