Project/Area Number |
23K06910
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
浜辺 功一 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50624962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 隆弘 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00304478)
末廣 寛 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40290978)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 胃癌 / リキッドバイオプシー |
Outline of Research at the Start |
がんによる死亡数を減少させるためには、検診が重要となるが、検診受診率は低い水準で推移しているのが現状である。その改善策としてより低侵襲で簡便な方法の開発が望まれる。その一つとしてリキッドバイオプシー(血漿や血清中に浮遊している癌細胞や腫瘍特異的物質を検出)が挙げられる。本申請者らはこれまでにリキッドバイオプシーが早期胃がん診断に有用であることを発見し、論文報告や特許出願している。この有用性を実証のためには追試が必要であり、本研究において診断性能の再現性を確認する。本研究により胃がん死亡数の減少に貢献することが大いに期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
がんによる死亡数を減少させるためには検診が重要であり、胃がんに関しては現時点では胃内視鏡検査が主体である。しかし、苦痛を伴うことなどから受診率が低く、被検者(特に高齢者)に対して侵襲性が高いという問題も存在する。この問題を解消するため、侵襲性の低い検査法の確立が必要であり、その一つとしてリキッドバイオプシー(血漿や血清中に浮遊している癌細胞や腫瘍特異的物質を検出)が挙げられる。我々はこれまでに血清中メチル化RUNX3コピー数計測によるリキッドバイオプシーが早期胃がん診断に有用であることを発見し、論文報告や特許出願している。この有用性を実証するためには追試が必要であり、本研究を立案するに至った。本研究では前向き臨床研究を実施し、血清メチル化RUNX3コピー数検査による早期胃がんの診断性能の再現性を確認する。さらには、胃がん治療前後における血清メチル化RUNX3コピー数の推移を観察し、治療効果モニタリングとしての応用の可能性についても検証する。 対象としては早期胃がん患者で、2023年度から2025年度上半期までの期間において120症例の登録を目標としている。 当院において内視鏡治療を予定した胃腫瘍性病変を有する患者を対象とし、2023年4月1日から2024年3月31日時点において、44症例をリクルートし同意を得た後に、治療前後において検体を採取した。今後一定数検体が集積した時点で、血清メチル化RUNX3コピー数検査を行い解析をする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画段階において、患者登録は2年半で120症例を目標としている。前述の通り初年度で44症例の登録が完了し概ね目標数を達成していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
当院における胃腫瘍性病変に対する内視鏡治療症例数の年次推移としては、ここ数年著しい増減は認めない。よって昨年度同様に積極的に症例リクルートを行うことで目標を達成する。並行して血清メチル化RUNX3コピー数検査を行い、適宜解析をする予定である。
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