Project/Area Number |
23K06915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
松嶋 成志 東海大学, 医学部, 教授 (60280947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田 真吾 東海大学, 医学部, 助教 (30724918)
鈴木 孝良 東海大学, 医学部, 教授 (40287066)
荒瀬 吉孝 東海大学, 医学部, 講師 (40609228)
藤澤 美亜 東海大学, 医学部, 講師 (70548619)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | NAFLD / MASLD / 果糖 / 腸管透過性 / 絨毛 |
Outline of Research at the Start |
近年、果糖摂取と非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の関連を示唆する報告が相次い でいる。そのメカニズムについては不明であった。最近、動物レベルではあるが、果糖摂取が腸管絨毛の伸長を介して栄養吸収効率を高めることにより肝脂肪化等をきたすという、新たなメカニズムを示す知見が報告された。このメカニズムがヒトにおいても事実であれば、NAFLDの予防、治療に大きな進歩をもたらすものと考えられる。本研究においては、腸管絨毛長、果糖摂取量および腸管透過性を検討することにより、果糖摂取とNAFLDの関連につき検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究に関する研究成果はまだ存在しない。 現時点では研究準備段階であり、重要なパラメータである小腸絨毛長の測定系、腸管透過試験に用いる尿中ラクチュロース、マンニトール濃度の測定系を確立したこと、果糖摂取量評価に食物摂取頻度調査票が応用可能であることを確認し、これらを研究に使用できる体制を整えられたことは準備段階としての成果であるとはいえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、2023年8月に当施設の臨床研究審査委員会に本臨床研究計画を提出し、何回かの修正を経て、2024年1月24日にようやく承認された。また、本研究に必要である、HPLC-質量分析計を用いた尿中マンニトール、ラクチュロース濃度測定系、十二指腸生検サンプルを用いた絨毛長測定系の基礎的検討を行い、本研究への応用が可能な段階に達することができた。本研究の指標として、果糖摂取量の評価も重要であるが、こちらについては、当初、協力可能と返事をいただいていた栄養科の協力が、退職者が相次いだため不可能となったため、急遽、他の方法による摂取量推定を探索せざるを得なくなった。こちらについては、国立がんセンターから公表、市販されている食物摂取頻度調査票の応用が可能であることが判明し、当該施設とも協議のうえ、こちらに変更することとなった。このため、研究計画変更が必要となった。また、昨年10月に欧州、米国の肝臓学会の合意を受け、本邦の学会でも従来のNAFLDの概念が変更され、MASLD(メタボリック関連脂肪性肝疾患)として取り扱われることとなった。本概念の変更についても合わせて変更申請することとし、2024年4月に研究計画変更申請を提出し、現在は審議結果を待っている。 研究実施準備自体はほぼ終了しており、上記変更申請の許可を待って速やかに臨床研究をスタートすることとしている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究変更申請の許可を待って、速やかに臨床研究を開始する。 これまでの時点で生じた問題点はほぼ解決できたものと考えられるため、本年度は研究を実施し、症例集積を進めることが最優先の課題である。目標を100症例とし、50症例を目安に中間解析を行う予定である。
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