Project/Area Number |
23K06975
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52020:Neurology-related
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
道勇 学 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90293703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 洋平 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 教授 (30383714)
伊藤 卓治 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 助教 (30794151)
小野寺 一成 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 助教 (80895772)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / iPS細胞 / 運動ニューロン / 疾患iPS細胞 |
Outline of Research at the Start |
家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS)の解析からALSの病態解析が精力的に進められているが、孤発性ALS(SALS)の病態を十分に反映しているとは言えなかった。SALSは多様な原因で発症すると考えられ、大規模レジストリを用いた解析が必要不可欠である。ただ、多数のクローンを樹立するiPS細胞培養は多大な労力と時間を要するため、簡便なシステムが必要とされている。 本研究では、SALS患者のバイオリソースを用いた疾患解析を念頭に、不死化リンパ球を用いて多数の疾患特異的iPS細胞を樹立し、運動ニューロンにおいて病態を再現し、病態解明と治療開発を行うためのプラットフォームを作成することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
(1)従来法よりも簡便に高効率にiPS細胞を樹立する手法を確立し、SALS患者からiPS細胞を樹立している。 (2)フィーダーフリー(FF)-iPS細胞を運動ニューロンに分化誘導し、オンフィーダー(OF)-iPS細胞由来運動ニューロンと比較検討し、分化誘導効率や成熟能はおおよそ同程度であることを確認した。また、FALS患者-iPS細胞由来運動ニューロンを用いて、FF運動ニューロンとOF運動ニューロンの表現型の差異を検討している。 (3)明確なALS病態の表現型を得るための培養条件の最適化:疾患解析に最適な培地組成や培養条件の検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)簡便で高効率なiPS細胞樹立手法を確立し、JaCALSのSALSの患者細胞からiPS細胞の作成を開始している。これらを解析に用いる運動ニューロンに分化誘導し、凍結保存を開始できている。 (2)FALS患者由来運動ニューロンにおいて、FFとOF由来運動ニューロンが同様な表現型を示すか検討している。 (3)ALS由来運動ニューロンが明確な表現型を示すような培養条件を検討し、神経突起の伸長阻害の再現など、表現型の一部で成功している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、FALS由来運動ニューロンにおいて明確な表現型を示す条件を検討する。その条件のもとでSLAS由来運動ニューロンを用いて、TDP-43凝集体や細胞障害などの表現型を検討する。
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