低活動型せん妄に対する生理学的指標を用いた早期検出手法の開発
Project/Area Number |
23K07006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
竹内 崇 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (70345289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加納 学 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30263114)
宮島 美穂 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (70616177)
八田 耕太郎 順天堂大学, 医学部, 教授 (90337915)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | せん妄 / 心拍変動 / BSEEG / ウェアラブルモニタリング / 低活動型せん妄 / 機械学習 |
Outline of Research at the Start |
せん妄は、コンサルテーション・リエゾン精神医療において、精神科医がしばしば遭遇す る病態であるが、低活動型せん妄は、発語が少なく、不活発といった状態像から介入が遅れることが少なくない。本研究の目的は、この低活動型せん妄を客観的に評価しうる生理学的指標を用いて早期に検出する手法を開発することである。生理学的指標としては、携帯式二極脳波計および心拍モニタリングを用いる。低活動型せん妄の早期検出は、認知症の予防や死亡率の低下につながることが期待され、本課題は超高齢化社会の本邦の医療現場において意義が大きいと考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は手術を行う患者を対象としたデータ収集と、予備的なデータ解析を行った。 口腔がんの手術を受ける患者の術前、術後に脳波、心電図、皮膚電気抵抗、身体加速度等の生理学的指標を計測するとともに、認知機能やせん妄のスコアリングを実施した。過去データも含めて約90名分のデータをデータベースに登録し、予備的な解析を開始した。本年は脳波スコアについての記述統計学的解析と、術前の心電図を対象に機械学習を用いた分析を中心に実施した。その結果、術前術後の脳波変化、術後せん妄を発症した患者における術前の心電図の特徴が明らかになりつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集、解析がほぼ予定通りに進捗している
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Strategy for Future Research Activity |
来年度はフィールドを拡大してデータ収集を継続するとともに、解析を進め、成果発表を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)