Project/Area Number |
23K07020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
山田 信一 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70549716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紀本 創兵 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00405391)
松浦 広樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70613793)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | メタボ / フレイル / 慢性炎症 / 脳画像 / MCI |
Outline of Research at the Start |
メタボリック症候群およびフレイルにおける炎症性サイトカインと酸化還元ホメオスタシスの変化に着目し、軽度認知障害(MCI)における認知障害の病態生理を解明し、行動・心理症状(BPSD)にどのように関連するかを明らかにする。具体的には、健常対照群と比較して、疾患群で有意差をもつ脳画像変化を明らかにし、脳画像変化とメタボ・フレイル指標、神経炎症・酸化ストレスマーカー、臨床アウトカムの関連を2年間の縦断調査で検討する。これによりMCIにおいて、メタボリック症候群およびフレイルと炎症性サイトカインと酸化還元ホメオスタシスの変化が脳器質性変化を引き起こし、認知障害やBPSDにつながる事を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究期間内に以下の2点を明らかにすることを目的とする。①MCIにおける脳部位間結合性の障害とメタボ・フレイル指標、神経炎症・酸化ストレスマーカーの関連。その脳部位間結合性の障害と認知機能、BPSDとの関連。②対象者を2年間追跡することでMCIにおける認知機能、BPSDの縦断的変化をとらえ、メタボ・フレイル指標、脳部位間結合性の障害と神経炎症・酸化ストレスマーカーが予後予測指標となりえないかを検討する。
対象患者は、研究代表者と研究分担者が中心となり、当大学附属病院神経精神科外来および、当院附属の認知症疾患医療センターからリクルートする。身体評価や血液検査には外来看護師の協力を得る。疾患群の診断、BPSDの評価は主治医が担当し、認知機能と生活機能評価は臨床心理師が評価する。画像解析は、画像研究の経験が豊富な研究代表者が担当する。適宜、大学院生の協力も得る。当精神科外来では1年間に60歳以上の新患外来受診者は約500名であり、昨年度の診断の割合を考慮すると40名程度のMCI患者のリクルートが見込まれる。健常者は外来受診者の配偶者からリクルートする。さらに、令和4年4月より当院は基幹型認知症疾患医療センターとして稼働しており、県内8つの地域型・連携型認知症センターでの臨床データの共有も計画し、より多くのデータ収集が期待できる状況にある。
令和5年:MCI群をリクルートし、測定方法などに修正点がないかを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
統計・解析方法を学習した。もの忘れ外来から被験者をリクルートし、測定方法などに修正点がないかを検討した。リクルートが中心であり、MRIを用いた解析法の検討が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6、7年:目標症例数に達し次第、リクルートを終了する。健常対照群と比較して疾患群で有意差をもつ脳画像変化を明らかにし、脳画像変化とメタボ・フレイル指標、神経炎症・酸化ストレスマーカー、臨床アウトカム(認知障害・BPSD)の関連を検討する。
令和8、9年:組み入れられた被験者を順次2年間の期間をあけて各項目を再測定する。とくに疾患群における縦断面での臨床アウトカムの変化に着目し、メタボ・フレイル指標、神経炎症・酸化ストレスマーカー、脳画像変化が予後予測指標となりえないかを検討する。
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