Project/Area Number |
23K07050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
石井 礼花 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 知的・発達障害研究部, 室長 (40609020)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 実装 / CFIR / MRI / ペアレントトレーニング / ADHD / 実装化研究 / ランダム化比較試験 |
Outline of Research at the Start |
注意欠如・多動症(ADHD)児に対する行動療法的ペアレント・トレーニングは、心理社会 的治療の中で最もエビデンスレベルが高く、本邦および欧米での治療ガイドラインで推奨さ れている。しかし、本邦では診療報酬上の算定がないこともあり、薬物治療よりも、準備や コストがかかるという点で必要な患者に行うことができないという実情がある。本研究の目的は、ADHD症の児を持つ親への行動療法的ペアレント・トレーニングを、効果 的に現場に適応・維持させる方法を見出し、磁気共鳴画像を用いた客観的効果予測指標を開発し、ADHD児の長期的な予後改善を促進することであり、患者の長期予後改善に寄与する可能性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
本邦医療機関における BPT 実装における阻害促進要因の特定および阻害要因を減らすための研修と実装のためのパッケージ作成に関する研究において、実装研究のための統合フレームワーク(Consolidated Framework for Implementation Research: CFIR)の枠組みで現在28名インタビュー終了し、また、CFIRの枠組みでコーディングを終了させた。現在施行中の BPT 実施者養成 研修プロ グラムを改良し、BPT 実施者用テキストや ロールプレイビデオなどの現場で使用しやすい資料を開発した。 医療機関の医療スタッフ28名に対し、ペアレントトレーニング実施者養成研修を行った。ペアレントトレーニングの効果についての予備研究を論文化し、Psychiatry and Clinical Neurosciences.に出版した。BPT の ADHD 児の愛着への効果を予測する MRI 信号を用いた客観的指標の開発では、ペアレントトレーニングの効果検証ランダム化比較試験は、ターゲットサンプルサイズの60組の組み込みが終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実装の阻害促進要因を調査するインタビューは必要なインタビュー数を終え、コーディングも終了した。また、その結果を反映させて、ペアレントトレーニングについて、BPT 実施者用テキストや ロールプレイビデオなどの現場で使用しやすい教材作成を進められた。また、ペアレントトレーニングの効果検証ランダム化比較試験は、ターゲットサンプルサイズの60組の組み込みが終了したため。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビューの内容を踏まえて、2023年度に作成したペアレントトレーニングのロールプレイビデオ教材とテキストをさらに医療スタッフのニーズに合わせて発展させ、スーパーバイズのパッケージを作成する。 MRI信号については、RCTの結果を分析し、客観的な指標開発を行う。
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