Project/Area Number |
23K07112
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
山口 健 佐賀大学, 医学部附属病院, 講師 (10448459)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 乳癌 / 微小環境 / MRI / ultrafast / サブタイプ / 予後因子 |
Outline of Research at the Start |
乳癌は日本女性における罹患率1位の癌である。乳癌組織では、癌細胞以外に間質成分が存在し、これらの相互作用により作り出される微小環境が癌細胞の浸潤や転移といった予後を規定する因子に重要な役割を果たしている。MRI検査は侵襲性の低い検査である。さらにMRIの高速撮像技術の進化により従来よりも短時間(1分程度)で血流評価が可能なダイナミック撮影法がありultrafast MRIと呼ばれている。この撮影法を用いればより短時間のMRI撮影で乳癌微小環境の状態を把握することが可能で、本研究ではultrafast MRIによる乳癌微小環境をもとにしたサブタイプ分類の診断基準を確立することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
乳癌内の微小環境としての線維化や壊死、腫瘍浸潤リンパ球とMRI画像との関連性を探求する多施設共同研究(乳癌の壊死、線維化、腫瘍浸潤リンパ球とMRI画像所見に関する検討)を行っており。症例を蓄積している。この中でも腫瘍浸潤リンパ球とultarafast MRI画像におけるパラメーターとの関連性を検討した報告を第82回日本医学放射線学会総会で発表した(演題名:乳癌における腫瘍浸潤リンパ球とUltrafast MRI画像との関連に関する検討)。この発表において腫瘍浸潤リンパ球が豊富な乳癌は腫瘍浸潤リンパ球が少ない乳癌に比べてultrafast MRIより得られるパラメーターのうちmaximum slopeが高く、time to enhancementが短いことを示した。またultrafast MRIを広く紹介する講演を第56回Radiology Update Fukuoka学術講演会で行った(演題名:乳腺領域におけるultrafast MRIの有用性)。乳房MRIそのものに関しても乳癌術前におけるその有用性を紹介する教育講演を第51回日本磁気共鳴医学会大会で行った(演題名:Teaching points of preoperative breast MRI 乳癌術前MRI読影のポイント)。また乳房RIに関してultrafast MRIも加えてその基本的なことを紹介する講演を令和5年度大分県医師会 がん精密検診協力医療機関研修会で行った(演題名:乳房MRI検査の基本とその応用)。 加えて症例の蓄積を引き続き行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
別の研究(令和2年度科学研究費助成事業 若手研究 課題番号2 0 K 1 6 7 3 0 MRIによる癌微小環境をもとにした乳癌サブタイプ分類の診断基準の確立)において症例の蓄積を重ねていたため。学会発表を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
学会報告を行った腫瘍浸潤リンパ球とultarafast MRI画像におけるパラメーターとの関連性について今後論文作成、投稿を行う。 引き続き症例の蓄積を行う。
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