Project/Area Number |
23K07133
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
村上 卓道 神戸大学, 医学研究科, 教授 (20252653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴崎 正勝 近畿大学, 医学部, 教授 (00379356)
上嶋 英介 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40645561)
小松 正人 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (50531753)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (90622027)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 肝細胞癌 / 免疫療法 / EOB-MRI / バイオマーカー |
Outline of Research at the Start |
肝細胞癌に対する全身化学療法として免疫療法が臨床導入されたが、奏功率は30~40%と完全ではないため、治療効果を予想しうるバイオマーカーの開発が望まれる。本研究では、肝細胞癌を対象にEOB-MRI画像による腫瘍免疫微小環境の予測モデルを構築、免疫療法を実施する進行肝細胞癌症例に対して予測モデルの有用性を評価し治療効果に影響する他の因子を同定することで、免疫療法の治療効果を非侵襲的に予測できる新規バイオマーカーを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、EOB-MRIを用いて免疫療法の効果を最大限に享受できる肝細胞癌患 者群を層別化し最適な個別化医療を実践することである。 肝細胞癌に対して肝切除術を受けた患者104例から得られたサンプルについてCD8+抗体による免疫組織化学染色を行い、4つの免疫表現型に分類した。患者のEOB-MRIスキャンを評価し、MRI所見と免疫表現型との関係を評価した。検証のため、PD-L1抗体とVEGF抗体を用いた複合免疫療法を受けた27人の患者からなる別のコホートにおいて、60結節の治療効果を解析した。 EOB-MRI画像所見のうち、rim APHE、動脈相における腫瘍周囲の造影効果、3点スケールで測定した肝胆道相(HBP)における中程度の信号強度を有する肝細胞癌は、Excluded typeの肝細胞癌との関連が見られた。また、EOB-MRIで同定された画像的特徴を有する肝細胞癌は、特徴を有さない肝細胞癌と比較して免疫療法の併用に感受性があることが分かった。 Rim APHE、動脈相での腫瘍周囲増強、およびHBPでの中間信号強度を有する肝細胞癌は腫瘍免疫微小環境を推定する画像所見であり、肝細胞相の中間信号強度は、腫瘍免疫バリアーによる免疫排除表現型を予測する非侵襲的バイオマーカーとなりうることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的である、①EOB-MRI画像による腫瘍免疫微小環境の予測モデルの構築、②免疫療法を実施する進行肝細胞癌症例に対する予測モデルの有用性評価、③免疫療法の治療効果を非侵襲的に予測できる新規バイオマーカー開発、のうち①、②について進捗しており、順調に進展しているものと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
①EOB-MRI画像による腫瘍免疫微小環境の予測モデルの構築、②免疫療法を実施する進行肝細胞癌症例に対する予測モデルの有用性評価、の研究を進めるとともに、③免疫療法の治療効果を非侵襲的に予測できる新規バイオマーカー開発、に着手する。
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