Project/Area Number |
23K07148
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
|
Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
高橋 美和子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, グループリーダー (00529183)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角元 利行 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90876814)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Keywords | PET / アミロイド / 認知症 / FDG / 脳糖代謝 / 軽度認知機能障害 / 神経核 |
Outline of Research at the Start |
これまでに開発した頭部専用PET用いた脳糖代謝イメージングでは、脳深部の神経核(黒質、赤核、縫線核、視床前核・背内側核)の描出に成功した。また、開発した体動補正法を用いるとMeynert核を含む前脳基底部の局所糖代謝も同定可能となった。このことを用いて、本研究では神経核の加齢性変化を明らかにする。また、早期アルツハイマー型認知症を疑う場合には、神経核の糖代謝低下やアミロイド沈着についても検討を行う。また、小神経核の同定法、定量値の算出法についても検討を行い、小神経核を含めた脳機能診断に役立つよう基礎的なデータを準備する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、開発した高精度頭部専用PETを用いて、同一症例に対してFDG-PET、アミロイドPETを実施し、大脳皮質と視床や脳幹神経核機能との関連や、これらの糖代謝の加齢に伴う変化の有無を明らかにすることを目的としている。 使用する高精度頭部専用PETは、すでに健常ボランティア(12例)のFDG-PETを実施し、その結果、従来のPETでは描出されなかった視床内部や脳幹の一部の重要な神経核について糖代謝の画像化に成功した。このことから、本研究では、ごく早期の認知症の可能性がある主観的認知機能障害を主訴とする患者を対象とすることで、機能関連や加齢による変化、病態がある場合の早期変化の有無を高精度頭部専用PETで検出されるか検討する方針とした。また、全身用PETも同時に撮像することで、高精度頭部専用PETの有用性を明らかにすることにした。 初年度となる令和5年度は実施のため特定臨床研究計画の立案・承認を経て準備を完了し、第1例目を実施した。第1例目の結果は、既に実施済みの健常ボランティアで認めた高精度な脳糖代謝の描出を確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
特定臨床臨床研究計画に変更が生じたため、当初予定より4か月程度遅延しているが、令和5年度中に承認を得て1例目を問題なく実施した。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は引き続き、臨床研究によりデータ収集を行い、目標とする20例の実施を目指す。
|