Project/Area Number |
23K07191
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
安富 美香 (村木美香) 東京医科大学, 医学部, 臨床助教 (60939148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 資貴 東京医科大学, 医学部, 教授 (30464671)
勇内山 大介 東京医科大学, 医学部, 講師 (50774056)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | PTPE / 経皮経肝門脈塞栓術 / NBCA / NLE / ethanol |
Outline of Research at the Start |
正常豚4頭を、NLEによる塞栓群(2頭)とエタノールによる塞栓群(2頭)に分け、以下のように実験を行う。全身麻酔下に開腹を行い、直視下に門脈本幹に6Frシースを留置する。Cone-beam CT(CBCT)で肝体積を測定する。 門脈右枝にそれぞれNLEとエタノールで塞栓を行い、門脈造影で塞栓状態を評価する。閉腹し、各群3週間後に肝動脈・門脈造影、CBCTを撮影した後にと殺する。CBCTでは、非塞栓部の肝体積を測定し、門脈塞栓領域を摘出し、門脈に切開を加え、塞栓物質の充填性、門脈内の血栓形成状態を評価する。門脈壁と塞栓部の肝組織の病理組織学的検討を行い、NLE塞栓群とエタノール塞栓群で比較する。
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Outline of Annual Research Achievements |
経皮経肝門脈塞栓術(percutaneous transhepatic portal embolization;PTPE)は、術後肝不全を防ぐために、肝切除術前に切除肝の門脈をエタノールや医療用ゼラチンスポンジなどの塞栓物質で塞栓することにより、残肝体積を増加させる治療法である。しかし、エタノールはX線透視下で視認できず、注入直後に非常に強い疼痛を引き起こす。Lipiodolを混和することにより視認性は改善されるが、エタノールの比率が低下し、塞栓効果の減弱及び門脈の再開通などの問題が起こりうる。良好な視認性と塞栓効果を保持しつつ、門脈の再開通を抑制するかということが課題である。 正常豚の門脈を、NLEとエタノールを用いて塞栓術を行い、①門脈造影により塞栓効果の差異を明らかにし、②門脈塞栓後の門脈壁及び塞栓部の肝組織を病理組織学的に評価し、③塞栓前と塞栓3週間後の非塞栓部肝体積の計測を行い体積増大率を算出し、NLE塞栓群とエタノール塞栓群で比較し、NLEを用いた門脈塞栓術の有効性を明らかにする。 令和5年度は実験を行い、令和6年度は動物実験結果のまとめ及び考察を学会・研究会にて報告し、令和7年度に論文作成を行う予定であったが、研究代表者の産休育休に伴い、令和6年度に実験を行うこととなった。令和5年度は実験の計画、準備を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の産休育休に伴い、令和6年度に実験を行うこととなった。令和5年度は実験の計画、準備を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は実験の実施および動物実験結果のまとめ、考察を学会・研究会にて報告し、令和7年度に論文作成を行う予定である。
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