Project/Area Number |
23K07223
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
|
Research Institution | Local Incorporated Administrative Agency, Nagano Prefectural Hospital Organization, Nagano Children |
Principal Investigator |
長崎 啓祐 地方独立行政法人長野県立病院機構 長野県立こども病院(生命科学研究センター), 生命科学研究センター, 主任研究員(生命科学研究センター長) (70419315)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 奈央 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00984428)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
|
Keywords | 新生児マススクリーニング / 中枢性甲状腺機能低下症 / マススクリーニング / 先天性甲状腺機能低下症 / 濾紙血T4スクリーニング |
Outline of Research at the Start |
FT4スクリーニングを実施している山形県および札幌市のスクリーニングで診断・治療を受けている中枢性CH患者とFT4スクリーニングを実施していない新潟県・新潟市で診断された小学生以上の中枢性CHの患者を対象とし、身長、体重、肥満度などの発育評価、発達指数、合併症の有無、遺伝学的背景を比較検討する。この研究により、FT4スクリーニングの臨床的な有用性が示されれば、全国的にFT4スクリーニングを展開する根拠となり、中枢性CH患者のQOLの向上が期待される。さらに原発性CHの診断精度向上も期待される
|
Outline of Annual Research Achievements |
中枢性甲状腺機能低下症(以下中枢性CH)はTSH値が上昇しないために、現行の新生児スクリーニングでは発見されないが、一部の自治体で実施されているTSH・遊離T4(FT4) 同時スクリーニングにおいて、新生児期に中枢性CHが発見されている。FT4スクリ-ニングを実施していない自治体での中枢性CHの実態は明らかになっておらず、FT4スクリ-ニングの有用性が不明である。本研究の目的は、T4スクリーニングで早期診断・治療を行っている中枢性CHと本研究によりスクリ-ニング以後に診断された中枢性CHの発育・発達状況を比較検討し、T4スクリ-ニングの有用性を明らかにすることである。2013年4月から2016年3月に在胎週数37週以降に新潟県でNBSを行い、濾紙保存をしているおよそ45,000検体を対象としていたが、(遊離)T4測定キットが値上がりし、目標の検体数の解析が難しいことが判明した。 2013年4月から2014年3月出生分の保存濾紙を匿名化し、検査施設公益財団法人 東京都予防医学協会 小児スクリーニング科に送付し、濾紙血T4値を測定した。 初年度は、予算の関係で11,485件の測定を完了している。予算の範囲で、ろ紙血T4測定を行い、中枢性CH疑い例を抽出し、精査をすすめる予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
残存ろ紙を用いたT4測定は概ね順調に検査をおこなっている。しかし、獲得できた予算が少ないこと、T4キット購入の値上がりにより、当初計画していた件数の検査ができない見込みである。
|
Strategy for Future Research Activity |
2013年度分の検体について、今年度で測定終了する見込みである。可能な範囲で予算獲得を行い、残りの検体の検査をすすめる予定である。
|