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Nrf-2/HO-1系を利用した抗炎症増強による全身型若年性特発性関節炎の新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 23K07246
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

横山 忠史  金沢大学, 附属病院, 講師 (00837362)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
KeywordsNrf-2 / HO-1 / 全身型若年性特発性関節炎 / ヘムオキシゲナーゼ-1 / IL-18
Outline of Research at the Start

若年性特発性関節炎(JIA)は小児に最も多いリウマチ性疾患である。JIAのなかで特に全身型JIA(sJIA)は、炎症/抗炎症のバランスが炎症側へ傾くことで、発熱や関節破壊を引き起こす。
Nrf-2/HO-1系は生体内の代表的な抗炎症カスケードであり、Nrf-2は酸化ストレスの刺激によってHO-1に代表される生体防御遺伝子の発現を誘導する。
本研究の目的は、sJIAにおけるNrf-2/HO-1経路の病態形成への関わりを明らかにし、Nrf-2/HO-1系を活性化することで新規の抗炎症治療法を開発することである。

Outline of Annual Research Achievements

1) 研究のための倫理申請書類の準備 本研究を遂行するにあたり、倫理申請の書類を準備している。本研究では、全身型若年性特発性関節炎(sJIA)の患者を対象にしている。一方、年齢分布を一致させた対照群からの検体採取を必要とする。したがって、健康な小児からの血液検体をどのように得るかが問題点となっている。現在、関係各所との議論と調整を重ねている。
2) sJIA患者における末梢血単核球(PBMC)の分離 sJIA患者については受診日に通常診療の血液検査を行うが、その残検体を用いてPBMCの採取を行なった(残余検体を用いた免疫学的解析の倫理申請許可による)。PBMCの採取はフィコール法によって行い、細胞数を調整したのちに遠心し上清を取り除いて、細胞ペレットとして-80℃で保存した。
3) コントロールPBMCのIL-18刺激 上記2)と同様に、パイロットの検討として、健常成人からPBMCを採取した。こちらについては、採取後そのまま細胞ペレットとして保存したものと、各種濃度の異なるリコンビナントIL-18で刺激したあとに、刺激した細胞を洗浄したのちにペレットとして保存したものを準備した。
現在は、これらの保存検体を用いて、細胞溶解液を作成している。本検体を用いて、Nrf-2とHO-1について、Western blottingにて検出するための最適な抗体の種類、メンブレンの種類、バッファーの種類、泳動時間、メンブレンの染色方法などの条件設定を行っている(パイロットスタディーとして)。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

1) sJIA患者のコントロールが良好であり、受診頻度が数ヶ月に1回となっており、対象となる適切な検体が十分得られていない。
2) 健常な小児からどのように血液検体採取をお願いし、いただくかについて、その方法を議論中である。
3) Western blottingの適切な条件が見つかっていない。
4) 2024年年始からの、震災対応に追われて、エフォート比率を下げざるを得なかったため。

Strategy for Future Research Activity

1) 関係各所との調整を行い、健常小児から血液検体を採取する方法を定め、倫理申請とその許可を得るための方策を推進する。
2) 現状で得られたわずかな残余検体を用いて、Western blottingの適切な条件設定を繰り返し、不備のある試薬や抗体は、新たに購入するなどして補完する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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