Project/Area Number |
23K07305
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
更科 岳大 旭川医科大学, 大学病院, 講師 (40431407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 裕明 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 医務監 (90347295)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | ALL / 小児・AYA / 薬剤感受性試験 / バイオバンク / 難治性白血病 |
Outline of Research at the Start |
小児・AYA世代急性リンパ性白血病(ALL)に関して、独自に開発したハイスループットin vitro薬剤感受性試験を活用し、特にRASシグナル分子異常に着目して、ALL患者由来細胞の生存や細胞増殖に対するRASシグナル経路阻害の効果と、RASシグナル阻害によって引き起こされる遺伝子発現の変化を観察し、ALLにおけるRAS阻害薬への感受性を予測するバイオマーカーを探索する。所属施設で入手したALL患者由来の細胞と共に再発・難治性ALL患者由来バイオバンクの腫瘍細胞検体を活用し、ALL細胞の薬剤感受性試験とトランスクリプトーム解析データとの統合解析を行い新規治療法の開発基盤を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度から、所属施設での患者検体細胞で60種類の薬剤パネルを用いて薬剤感受性試験を実施した。5例程度の検体を用いて行い、トラメチニブ、ビニメチニブ、セルメチニブなどのうち一部のRAS阻害薬に反応する患者検体はみられたものの、共通して効果を示すRASシグナル阻害薬の特定にはいたっていない。腫瘍細胞DNAおよび前後で抽出したRNAを保存したが、トランスクリプトーム解析などは実施していない。所属施設の患者検体については、臨床情報とひもづいており、例えば、プレドニゾロン感受性結果と初期プレドニゾロン反応性との相関など、従来からの抗癌剤に関する薬剤感受性結果と実臨床における治療反応性等との関係が明らかにできるかもしれない。 2024年度以降は、今後予定しているバイオバンクのALL患者細胞や所属施設の患者細胞で解析検体数を増やしていく。また、増殖抑制効果が認められた細胞を中心に、上記トランスクリプトーム解析および分子遺伝学的背景を解析し新たな知見を得る。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の計画では、研究初年度は1)薬剤感受性試験で用いる薬剤選定と濃度設定、2)再発・難治性ALL患者およびバイオバンクからの小児患者由来ALL細胞を用いたRASシグナル阻害薬による薬剤感受性試験を実施することを予定している。初年度のうちに薬剤選定と濃度設定、ALL患者由来細胞を用いた薬剤感受性試験及び投与前後のRNA抽出を行ったが、バイオバンクからの細胞を用いた解析を行っていないため、やや計画が遅延していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
バイオバンク細胞を入手し、残りのALL患者検体も含め薬剤感受性試験を実施する。ここまではこれまでの実験の反復であり、研究2年目の早い時期に終了できる見込みである。また、得られた腫瘍細胞DNAを用いて細胞の分子遺伝学的背景を解析し、試験前後で抽出したRNAを用いてトランスクリプトーム解析を実施する。これらのデータから、更に二次解析によりRASシグナル阻害薬感受性を予測するバイオマーカーを探索する予定である。
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