Project/Area Number |
23K07466
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
箕輪 圭 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (90770818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 光幸 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90449059)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 非アルコール性脂肪性肝疾患 / 非アルコール性脂肪性肝炎 / オキシステロール / 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD) / 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) |
Outline of Research at the Start |
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の有病率は特に先進国で増加しており大きな社会問題となっているが、特効薬は無く、早期発見と治療介入が重要である。近年、NASH患者の肝臓においてコレステロールの酸化物であるオキシステロールの含有量が増加することや、NAFLDモデルマウスではオキシステロールが炎症に関与することが報告された。本研究では肝臓におけるオキシステロールやその代謝物が炎症を惹起するという仮説をもとに、臨床検体と実験動物検体を用いた研究を行い、NAFLD早期発見のための生化学マーカーを同定するとともに、脂肪肝からNASHに至る機序を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、肝臓におけるオキシステロールおよびその代謝物が、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)から脂肪性肝炎(NASH)へと至る炎症を惹起するという仮説をもとに、臨床検体と実験動物検体を用いた研究を行い、NAFLDの早期発見のための生化学マーカーの開発と、NAFLDからNASHに至る炎症のメカニズムの解明を目的としている。 予備実験において、発症早期の小児NAFLD患者と健常コントロール症例の血中オキシステロールとその代謝物の測定を行ったところ、26HCやその代謝物である3β7α-diHCAなどに差異が認められた。 この結果をもとに、健常小児コントロール8例およびNAFLD小児8例について、血液生化学データや血中のオキシステロールとその代謝物についての解析を行った。NAFLD小児では、健常コントロールに比しHOMA-IRが高い傾向が認められた。また、血中の26HCと3β7α-diHCAの比(3β7α-diHCA / 26HC)が健常コントロールに比しNAFLD小児において低値である傾向が認められた。引き続き検体収集を行いながら、データ解析を進めていく。 また、本研究課題に関連するこれまでの研究結果について、学会報告や論文報告を行うことが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床検体の収集数が当初の予定よりはやや少なめに推移している。動物実験実施の環境調整に時間を要している。一方で本研究課題の採用以前より集積していたデータや知見について、論文報告をすることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
研究者の所属施設の関連施設とも連携をとり、より多くの検体収集ができるよう図る。収集済みの検体の解析を進めるほか、解析結果を研究協力者らと共有・議論を行いながら適宜研究方針の調整を行っていく。
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