Project/Area Number |
23K07515
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古賀 聖士 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00398158)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 透析 / 不安定プラーク / 冠動脈 / 高リスク / 冠動脈プラーク / 血液透析 / 予後 / 急性冠症候群 / 血管内イメージング |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、透析患者に特化した「高リスク冠動脈プラーク」の形態的および質的な特徴を解明することである。それを明らかにするために、透析患者のみを対象に、光干渉断層法(OCT)で調べた冠動脈プラークの特徴と冠動脈イベント発生の関連を調査する多施設共同前向き観察研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、透析患者に特化した「高リスク冠動脈プラーク」の形態的および質的な特徴を解明することである。それを明らかにするために、透析患者のみを対象に、光干渉断層法(OCT)で調べた冠動脈プラークの特徴と冠動脈イベント発生の関連を調査する多施設共同前向き観察研究を行う。患者登録期間は2年間、研究期間は4年間を予定している。 令和5~6年度は、以下の研究実施を計画した。 1.患者スクリーニングと登録:(対象病変と対象患者) 冠動脈疾患のため責任病変に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を実施する維持血液透析患者をスクリーニングする。うち、冠動脈造影上の狭窄度が75%未満かつPCIが不要と判断された非責任病変を「観察対象病変」、それを有する患者を「対象患者」として登録する。 2.患者情報の収集 :診断名、身長、体重、血圧、脈拍、既往歴、生活習慣、内服薬、血液データ、心電図、心エコー図、冠動脈造影所見、PCI所見など、ベースラインの患者情報を収集しデータベース(REDCap)へ登録する。 3.OCTデータの収集と解析:冠動脈責任病変へのPCI終了後、非責任病変(観察対象病変)へOCTを行う。得られたOCT画像データから、プラークの定量、定性解析を行う。定量評価項目として、内腔面積、内腔狭窄率、線維性被膜の厚さ、脂質成分と石灰化成分の血管短軸上の占有角度と血管長軸上の長さ、石灰化の厚さを測定する。定性評価項目として、 線維性、脂質性、石灰化プラークに大別する。さらに脂質性プラークは、thin-cap型あるいはthick-cap 型に細分類する。石灰化プラークの形態では、板状、結節状、突出状に細分類する。その他、プラーク破裂、プラークびらん、プラーク内層状構造、血栓、マクロファージ集積、プラーク内微小血管、コレステロールクリスタルなどの有無で同定する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度の研究開始を目前に、研究代表者の人事異動のため勤務先病院が変更になった。業務内容も大きく変わってしまったため、研究に割ける時間が一時的に大幅に減ってしまったため、進行が遅れてしまった。加えて、2024年度から再度異動になるため、さらに進行が遅れる可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の進行は遅れている最大の要因は、2023年度はじめの研究代表者の施設間異動であった。加えて2024年度はじめにも施設間異動になる。そのため、まずは新施設で早急に研究実施可能な体制を構築し直す。特に、研究フローチャートの見直し、患者登録方法の見直し、データ収集方法の見直し、研究協力体制の再構築などが急務である。 一方で、並行して実施する方策として、共同研究機関との情報交換を継続的に行い、協力体制を維持していく。また、まだ研究成果を発表できる状況にはないものの、関係学会への参加は行っており、随時情報をアップデートしていく。
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