生物学的製剤を用いた粘液栓に対する治療アプローチの確立
Project/Area Number |
23K07605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
穴井 盛靖 熊本大学, 病院, 医員 (70897206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 拓郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (00444159)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 粘液栓 / 生物学的製剤 / 気管支喘息 / 重症喘息 |
Outline of Research at the Start |
粘液栓は重症喘息で合併することが多く、気流制限の原因になり得ること、ステロイド治療に抵抗性を示すことが明らかになり重症喘息診療における臨床的課題の一つとされるがその治療法は確立していない。重症喘息治療において使用される生物学的製剤がその薬理学的機序から粘液栓に対しても有効である可能性があることに着目し、粘液栓に対する新規治療戦略を築くべく本研究を計画した。具体的には粘液栓を伴う重症喘息患者に対して生物学的製剤を使用する症例を対象に、1.画像解析ソフトによる粘液栓の画像評価、2.喀痰の成分解析による質的評価 を行う。本研究により粘液栓治療に対する理論的根拠を確立し重症喘息診療の進歩に貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は将来的な解析に向けた検体(誘発喀痰、血液)の採取に注力した。重症喘息患者を対象とした前向き観察研究であり、解析に必要な十分な人数の検体の集積には時間を要する。結果、この一年間では当初の目標通りのペースで検体数の確保ができた。来年度、再来年度までは主に対象症例の検体の採取を継続的に行い、研究最終年度に収集した検体を同時に解析する予定である。 また、CD34の機能的役割を並行して検討しており、その研究の一環としてEGFR陽性肺癌においてEGFR-TKIの治療効果と微小血管面積の関連性に関する研究をオープンアクセス誌に投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画であった年間7-8症例の検体採取を1年間で行えており、概ね研究は順調に進捗していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き本年度も検体の採取を継続して行い、最終年度の解析に向けて準備を進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)