Project/Area Number |
23K07630
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
金子 美子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30768825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高山 浩一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50274444)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | Stevens-Johnson症候群 / 慢性期気道粘膜障害 / 好中球機能 / 閉塞性細気管支炎 / 好中球貪食能 / 好中球殺菌能 / 好中球細胞外トラップ |
Outline of Research at the Start |
Stevens-Johnson症候群 (SJS)およびその重症型である中毒性表皮壊死融解症 (TEN)は、突 然に全身の皮膚・粘膜障害を生じ、急性期死亡が約3割に至る重篤な稀少難病である。気道粘膜・眼粘膜障害は慢性期まで持続し生涯に及ぶ後遺症となることが課題であるが、その病態 は未だ不明である。本研究では、SJS/TENでの気道粘膜における慢性持続炎症の背景因子を解明することを目的とする。慢性期粘膜障害を有する患者の血清及び誘発喀痰検査を用いた好中球の機能解析により好中球貪食能低下及びNETs形成が慢性期気道粘膜障害の病態形成へどのように関与しているか評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、皮膚粘膜の薬疹であるStevens-Johnson症候群 (SJS)およびその重症型である中毒性表皮壊死融解症 (TEN)の気道粘膜における慢性持続炎症の背景因子を解明することを目的とする。SJS/TENは突然に全身の皮膚・粘膜障害を生じ、急性期死亡が約3割に至る重篤な稀少難病である。皮膚壊死所見は急性期を超えれば(約1ヶ月で)上皮化して機能障害をきたさない一方、気道粘膜・眼粘膜障害は慢性期まで持続し生涯に及ぶ後遺症となることが課題であるが、その病態は未だ不明である。SJS/TEN急性期の皮膚上皮壊死には表皮内浸潤した好中球の細胞外トラップ現象と速やかな消退が深く関わる知見を参考に、慢性期まで炎症が持続する気道粘膜病変では好中球機能の障害及び過剰な好中球細胞外トラップ炎症が関わる仮説をたてる。本研究では慢性期の粘膜障害を持つ患者の好中球機能を評価し、呼吸器臨床所見との関連を検討することで慢性期の気道粘膜障害の病態解明を目指す。 慢性期呼吸器障害をもつSJS/TEN患者の検体を用いて好中球貪食能評価、好中球殺菌能評価好中球細胞外トラップ評価として好中球呼吸バーストおよび関連サイトカインとしてLipocalin-2, エラスターゼ,ミエロペルオキシダーゼ, dsDNA,LL-37, IL-1β, CXCL8を測定を予定する。本年は当院眼科SJS外来通院中、もしくはSJS患者会の患者でSJS/TEN発症以来持続的に呼吸器症状を有する患者を、SJS呼吸器外来診察時に同意 取得・患者集約を行い、血液検体の収集を行いつつ、自験例について慢性期呼吸器合併症・呼吸器症状の出現の有無等を含めた長期間のフォローアップデータを後方視的に検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本学はSJS/TEN専門眼科外来を有し、眼粘膜後遺症診療の中心的機関であることあら稀少難病ながら患者集約がなされる環境にあり、呼吸器症状を持つ患者の診察を開始している。2007年以降後方視的に症例集約した慢性期呼吸器症状をもつSJS/TEN症例20例の臨床データを集約した。現在病歴と慢性期呼吸器合併症・呼吸器症状の詳細に関して長期間のフォローアップデータを解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は同時に進めている現在通院中の患者からの検体収集をさらに進め、予定してる好中球貪食能評価、好中球殺菌能評価好中球細胞外トラップ評価として好中球呼吸バーストおよび関連サイトカインの測定を行っていく予定である。
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