• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

プラスチックの吸入による肺や全身への健康影響

Research Project

Project/Area Number 23K07654
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

城戸 貴志  長崎大学, 病院(医学系), 講師 (30389465)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永淵 修  福岡工業大学, 附置研究所, 研究員 (30383483)
迎 寛  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)
田中 義正  長崎大学, 先端創薬イノベーションセンター, 教授 (90280700)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsプラスチック / マイクロプラスチック / 気管支肺胞洗浄液 / 大気 / 吸入 / 顕微ラマン分光法 / 肺 / 健康影響
Outline of Research at the Start

本研究の目的は、プラスチックの吸入による肺や全身への健康影響を明らかにすることである。目的達成のため 本研究では気管支肺胞洗浄液(BALF)や切除肺などのヒトの呼吸器検体からのプラスチックの検出を評価し、臨床検査所見・呼吸器疾患・臨床経過との関連性との評価を行い、また、病態解明の基礎的な検討を行う。

Outline of Annual Research Achievements

プラスチックの環境や健康への影響が懸念されており、全身の臓器からのプラスチック検出の報告が相次いでいる。また、直径5μm以下のマイクロプラスチック(MPs)が大気中からも検出されており、吸入による呼吸器を通じた健康影響も懸念されている。本研究は、呼吸器検体中のMPsの検出・定量法の確立、及びヒトの気管支肺胞洗浄液(BALF)及び切除肺からのMPsの検出の有無と頻度を明らかにすることを目標として検討をすすめている。
呼吸器検体は30%過酸化水素水で有機物を除去したのち、filter上に固定した。これまで、BALFは14検体、肺組織3検体、大気は3検体を解析した。ナイルレッド染色ではBALF中には中央値で400.8個/ml(コントロールサンプル中には47.4個/ml)のMPsとみられる粒子が蛍光画像で確認された。BALFでは繊維状のものが約10%、粒子状のものが約90%をそれぞれ占めていた。また、BALFでは長径10μm以下のサイズの粒子が8割以上を占めていた。ナイルレッド染色で標識された粒子の顕微ラマン分光法を用いたプラスチックの種類の同定では、BALFはポリエチレンテレフタラート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、セルロースなどのプラスチックなどが検出された。肺組織や大気検体の解析でも同様の傾向がみられている。
今後はさらに解析数を増やし、BALF及び切除肺からのMPsの検出の頻度や健康影響について検討する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ラマン分光法での解析が非常に時間を要するため、解析にやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

BALFを中心とした呼吸器検体からのプラスチック検出について報告するとともに、さらに健康影響についても検討をすすめる方針である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 呼吸器検体を用いたマイクロプラスチックの検出方法の確立2024

    • Author(s)
      時任高諄、城戸貴志、永淵 修 、朝重耕一、城戸久美子、野口康子、松本理宗 、溝口 聡、宮下律子、由良博一、石本裕士 、篠塚賢一、中澤 暦、坂本憲穂、石松祐二、永安 武、迎 寛
    • Organizer
      第64回日本呼吸器学会学術講演会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi