Project/Area Number |
23K07656
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
黒沼 幸治 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (40563250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 充史 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00768939)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 特発性肺線維症 / 肺microbiome / ファージ療法 |
Outline of Research at the Start |
特発性肺線維症は難治性の慢性呼吸器疾患であり、肺の線維化状態や疾患の急性増悪においてmicrobiomeの多様性喪失“Dysbiosis”との関連が指摘されている。Dysbiosis改善には抗菌療法も含めた様々な介入方法の検討が行われているが、未だ成功していない。申請者らは溶菌活性を有するバクテリオファージに着目し、IPFにおけるDysbiosisをファージ療法により改善できるか検討する。IPF患者検体を用いたmetagenome解析を行い、ブレオマイシン肺障害モデルマウスの解析から菌種の同定を試みる。マウスモデルでのファージ療法に結びつけ、有効なファージ療法を確立させ、臨床応用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
特発性肺線維症は難治性の慢性呼吸器疾患であり、肺の線維化状態や疾患の急性増悪においてmicrobiomeの多様性喪失“Dysbiosis”との関連 が指摘されている。Dysbiosis改善には抗菌療法も含めた様々な介入方法の検討が行われているが、未だ成功していない。申請者らは溶菌活性 を有するバクテリオファージに着目し、IPFにおけるDysbiosisをファージ療法により改善できるか検討する。IPF患者検体を用いたmetagenome 解析を行い、ブレオマイシン肺障害モデルマウスの解析から菌種の同定を試みる。マウスモデルでのファージ療法に結びつけ、有効なファージ 療法を確立させ、臨床応用を目指す。
特発性肺線維症における肺内細菌負荷の増加やDysbiosisは病態の進行と大きく関わっていると考えられる。Dysbiosis状態を正常に近づけるこ とが疾患の根本治療に結びつく可能性がある。ファージ療法はその有望な方法であり、マウスブレオマイシン肺障害モデルを用いて検討する。 肺の bacteriomeとファージの関係に関してはまだ同様の研究はなく、実現できれば先進的な成果 となると考えている。ファージ自体は細菌を溶菌させる時に同時に死滅するため、人体への 影響も少なく、これまでの投与例でも大きな有害事象報告も少ない。マウス実験で有望なフ ァージが見つかれば、IPF治療への応用の可能性が高いと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウスモデルによる肺のmetagenome解析としてブレオマイシン肺障害モデルマウスのBALFを採取し、metagenome解析により網羅的なbacteriomeやviromeの解析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
3年間で研究をまとめる計画である。IPF患者検体を用いたmetagenome解析から研究を開始する。モデルマウスの解析から菌種の同定を試みる。 その後細菌とファージの関係性を調 べ、マウスモデルでのファージ療法に結びつける。IPF患者の新規治療法候補を見つけ出すことが本研究の 最終結果となる。
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