Project/Area Number |
23K07739
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
西田 真紀子 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (10736797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 泰彰 東京大学, 医科学研究所, 助教 (00622995)
沖山 奈緒子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10581308)
並木 剛 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50401352)
西村 栄美 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70396331)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 尋常性白斑 / PD-1 / PD-L1 |
Outline of Research at the Start |
尋常性白斑の病態はメラノサイト特異的CD8 T細胞が活性化してIFN-γを産生することでメラノサイトを障害することを基盤としている。このCD8 T細胞活性化はPD-1を介し、そのリガンドであるPD-L1もしくはPD-L2が結合することで調節されているが、尋常性白斑ではこの抑制機構が障害されていると想定される。本研究では、疾患特異的評的細胞であるメラノサイトがPD-L1もしくはPD-L2発現を欠失したコンディショナルマウスを作成しメラノサイト特異的CD8T細胞を誘導することで、尋常性白斑を自然発症するマウスモデルを確立する。系統系譜解析を用いて発症メカニズムについても解明を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の進捗状況は概ね良好であり、令和5年度に予定していた①PD-L1・PD-L2全欠損マウスによる白斑発症の検証につき進めている。 令和5年度は当初予定していた通りにPD-L1・PD-L2全欠損マウスを凍結胚から起こすことでPD-L1・PD-L2全欠損マウスの増数を図り、実験に必要な数のマウスを確保することができた。PD-L1・PD-L2全欠損マウスともに凍結胚の数が限られており凍結胚を確保するためにも一部のマウスについては凍結胚を作製するために使用する。PD-L1・PD-L2全欠損マウスともに比較的繁殖が悪いため交配を増やすことで対応としている。さらに担当してもらう予定の大学院生へ技術的なトレーニングを行い滞りなく進捗するように準備がほぼ完了できている。必要な試薬類については現時点でHuman gp100の合成を完了し、アジュバントとしてのFreund’s complete adjuvantとFreund’s incomplete adjuvantを準備している。今後はcompleteおよびincompleteの双方における条件設定を進めていく予定である。白斑の発症を確認することで組織標本を作製する上での適切なタイムポイントなどの条件設定についても確認していく。またPD-L1・PD-L2全欠損マウスおよびWTマウスを準備として、WTマウスと比較したPD-L1・PD-L2全欠損マウスの白斑発症の頻度および範囲につき検討を加えていく。また白斑発症後の詳細な組織学的な解析を行うための技術的なトレーニングも同時に大学院生に対して行っており白斑発症によりメラノサイトの消失の有無につき解析を加えられるようにするための準備も滞りなく行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度に達成する予定の実験計画につき予定通りに進捗している。予定通りにマウスの飼育と交配を進めて必要とするマウスの匹数の確保を行うことができた。来年度は詳細な組織学的解析へ進む予定。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のところ予定通りの進捗状況であるが、今後も予定通りに当初の計画に準じて進めていけたらと考えている。
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