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炎症性皮膚疾患におけるS100A2の機能解析

Research Project

Project/Area Number 23K07755
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 53050:Dermatology-related
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

澤田 雄宇  産業医科大学, 医学部, 教授 (40551867)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
KeywordsS100A2 / 炎症性皮膚疾患
Outline of Research at the Start

S100A2は表皮ケラチノサイトにおいて強く発現しており、様々な炎症性皮膚疾患で発現が亢進していることが確認されているが、現時点ではS100A2の実際の役割については不明な点が依然として多い。我々の先行研究において重症薬疹、乾癬、アトピー性皮膚炎においてS100A2の発現が亢進すること、またunpublished preliminary studyにおいてS100A2は樹状細胞のサイトカイン産生ならびに遊走能を亢進させることが明らかとなったことから、炎症においてpositiveに働くと考えられた。

Outline of Annual Research Achievements

S100A2は表皮ケラチノサイトにおいて強く発現しており、様々な炎症性皮膚疾患で発現が亢進していることが確認されているが、現時点ではS100A2の実際の役割については不明な点が依然として多い。我々の先行研究において重症薬疹、乾癬、アトピー性皮膚炎においてS100A2の発現が亢進するが明らかとなっているが、炎症性皮膚疾患における役割は不明であった。本研究ではS100A2の皮膚における炎症反応を明らかにする。
Full length S100A2を用いてTHP-1細胞に刺激を加え、サイトカイン産生について評価を行った。IL-6をはじめとした炎症性サイトカインの産生が亢進している事をqPCRにて確認できた。また、細胞の遊走能についてもS100A2による刺激下にてTHP-1細胞の遊走能が亢進することが明らかとなった。
今後は、皮膚における他の細胞に対する作用、皮膚炎における生体内での反応、そしてその作用受容体をはじめとしたシグナルパスウェイを明らかにし、具体的な炎症反応をまず網羅的に解析を行い、その作用起点・特異的な炎症反応を明らかにする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

S100A2を用いてTHP-1細胞に刺激を加え、IL-6をはじめとした炎症性サイトカイン産生が亢進するこ都に加えて、遊走能を亢進することから、炎症性皮膚疾患における炎症反応を増強することが明らかにできたため。

Strategy for Future Research Activity

今後は、皮膚における他の細胞に対する作用、皮膚炎における生体内での反応、そしてその作用受容体をはじめとしたシグナルパスウェイを明らかにし、具体的な炎症反応をまず網羅的に解析を行い、その作用起点・特異的な炎症反応を明らかにする予定である。RNAシークエンスなどをはじめとした網羅的な解析結果を基に、各種炎症反応に関わるシグナル伝達経路、作用受容体の特定を行う。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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