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皮膚腫瘍における新規スプライソソーム分子Ahedの役割についての研究

Research Project

Project/Area Number 23K07769
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 53050:Dermatology-related
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

高石 樹朗  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (10303223)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐野 栄紀  高知大学, 医学部, 特任教授 (80273621)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords化学発がん / 腫瘍増殖制御 / 皮膚悪性腫瘍 / スプライシング異常
Outline of Research at the Start

本研究の目的は皮膚腫瘍におけるAhedの役割を明らかにすることである。我々は、Ahedが表皮角化細胞の増殖/分化の制御に関わる分子であること、スプライシングの制御に関わる新規のスプライソソームタンパク質であることを見いだした。データベースでは、皮膚上皮系悪性腫瘍、悪性黒色腫にAhedの遺伝子変異、発現量の変化が示されている。本研究では、Ahedの欠損により腫瘍にどのような変化が生じるのか、皮膚化学発がんモデルを用いて明らかにする。また、Ahedが欠損する、あるいはAhedが高発現する腫瘍細胞株を樹立して、腫瘍形質がどのように変化するのか検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は皮膚腫瘍におけるAhedの役割を明らかにすることである。これまでの研究からAhedがmRNAスプライシングに関わる分子である事を我々は明らかにした。表皮角化細胞におけるAhedの欠損は細胞増殖の停止、細胞死を引き起こす。これはAhed欠損による様々な遺伝子のスプライシング異常に起因すると考えられる。本研究では皮膚腫瘍の発生、増殖あるいは悪性化にAhed が関わるのかIn vitro、In vivoの研究により検討を行った。
In vivoの研究として、DMBA/TPA皮膚化学発がんマウスモデルを用いた。DMBA/TPA塗布によりマウスの皮膚に腫瘍を生じさせて、その後、腫瘍内のAhedの発現をタモキシフェン誘導性Creにより欠損させて、腫瘍の増大に対する影響を検討した。結果としてAhedの欠損により、腫瘍の退縮、増大の抑制が観察された。In vitroの検討としてAhedの発現をテトラサイクリン投与により誘導することが可能なHeLa細胞を樹立した。この細胞はAhedの発現誘導により増殖が明らかに抑制された。これらの結果はAhedの適切な発現レベルの維持が腫瘍細胞の増殖に重要である事を示すものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

マウス皮膚化学発がんモデルを用いた研究は順調に成果が得られた。培養細胞を用いた研究においては、Ahedの発現が恒常的に増加している腫瘍細胞株が得られなかったため、発現誘導可能な発現ベクターの構築が必要となり、その作業に時間がかかった。当初の目的であったテトラサイクリン誘導性Ahed高発現HeLa細胞株は樹立できた。

Strategy for Future Research Activity

マウス皮膚化学発がんモデルにおいて腫瘍の増殖抑制にスプライシングの異常が関与する事を明らかにする。Ahed高発現主要細胞株をさらに複数種類樹立して、Ahedの発現誘導と細胞増殖抑制の関連をこれらの細胞を用いて確認する。また、免疫不全マウスへ樹立した腫瘍細胞を移植して、In vivoにおけるAhedの発現と腫瘍の成長抑制を検討する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 腫瘍増殖におけるスプライシング制御分子Ahedの関与2023

    • Author(s)
      高石 樹朗、中井 浩三、佐野 栄紀
    • Organizer
      第46回日本分子生物学会年会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

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Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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