Project/Area Number |
23K07881
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
山下 雅大 岩手医科大学, 医学部, 助教 (10606685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 靖 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (60385549)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 関節リウマチ / 間質性肺炎 / 肺線維症 |
Outline of Research at the Start |
1,扁平上皮細胞株SK-MEL-1 細胞を用いて外的刺激によるUIP 発症のpriming にMUC5B SNP のvariant が関与するのか検討する。 2,マクロファージ機能に影響を与えるMUC5B 糖鎖修飾位置を特定する。 3,特定されたそのoligosaccharideを作成する。 4,マクロファージ機能に就職を与えることが分かっている単糖類Galactose、③で作製したMUC5B における責任糖鎖oligosaccharide をSKG/Jcl マウスに腹腔あるいは気道注入することでILD の病態に変化が生じるか検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
MUC5Bは分泌性糖蛋白であるが、そのpromotor領域のSNPは特発性肺線維症(IPF/UIP)、リウマチ性(RA-UIP)あるいは慢性過敏性肺臓炎の発症に関連することが報告されている。またそのようなSNPを有する患者においてはMUC5B糖蛋白が肺組織に過剰に分泌することが分かっている。MUC5BがIPF/UIPあるいはRA-UIPの病態形成機序にどのように関与しているのかは明らかでない。他方、関節リウマチではRA-UIPの他RA-NSIPを含め様々な肺病変を合併することが知られている。これら肺病変を合併する患者では、RF, 抗CCP抗体陽性者の頻度が高いという点が共通している。しかしながら、基礎疾患が同じであるにも拘わらずなぜ間質性肺疾患の病型に多様性が生まれ得るのか?」あるいはRA-UIPとRA-NSIPの違いを生み出す分子生物学的機序の相違点は何かは明らかにされていない。そこで糖蛋白RA患者においては内在性の免疫異常のprimingによりILDが生じるが、肺胞腔内のMUC5B過剰分泌の有無によってRA-NSIPとRA-UIPの違いが生み出されるという作業仮説を立てた。そこで、これまでにマクロファージおよび肺胞上皮細胞に対してMUC5Bが与える影響の検討を行ってきた。マクロファージおよび肺胞上皮細胞の培養下における酸化ストレスに対しMUC5Bは上皮細胞傷害とTransfoming growth factor-betaの発現を助長していることを確認している。現在幾つかのMUC5B責任糖鎖の絞り込みを行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
マクロファージおよび肺胞上皮細胞に対するMUC5Bの機序的解明を予定しているが、そのMUC5B責任糖鎖の合成に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
MUC5B責任糖鎖作成後、モデルマウスを用いて検証を行う予定である。
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