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代謝物によって促進される脂肪動員:新たな分子機序の解明

Research Project

Project/Area Number 23K07981
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 54040:Metabolism and endocrinology-related
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

依田 真由子  東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (50784500)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords脂質代謝 / メタボローム / マウス / 遺伝学 / オミクス
Outline of Research at the Start

脂肪細胞は生物に必須なエネルギーをバランスよく貯蔵している。体内のエネルギー需要が高まると脂肪細胞に蓄えられていた脂肪を分解し、エネルギー 不足を補うために脂質分解が促進される。この脂質代謝のバランスが破綻すると肥満や糖尿病といった疾患につながる。そのため、これまでに脂質代謝経路に関わる因子の多くが同定されてきた。本研究では新たに見出した脂質代謝に関わる因子の機能解析を行い、脂質代謝の新しい機序を明らかにすることを目指す。脂質代謝の中核をなす酵素を阻害すると疾患を招く恐れがあるが、本研究で新規因子の機能が明らかになれば、破綻した脂質代謝経路を選択的に制御するための糸口となる。

Outline of Annual Research Achievements

脂肪細胞は生物に必須なエネルギーをバランスよく貯蔵している。体内のエネルギー需要が高まると脂肪細胞に蓄えられていた脂肪を分解し、エネルギー不足を補うために脂質分解が促進される。この脂質代謝のバランスが破綻すると肥満や糖尿病といった疾患につながる。そのため、これまでに脂質代謝経路に関わる因子の多くが同定されてきた。本研究では、申請者が新たに見出した脂質代謝に関わる因子の機能解析を行い、どのようにして脂肪動員を促進しているのか分子メカニズムを明らかにすることを目標にしている。本年度は、新規因子を欠失させたマウスを用いて初代脂肪細胞培養を行い、脂質分解活性を測定する系を確立した。この系では培養上清中のグリセロール濃度を測定しているのだが、脂質分解は、『トリグリセロールからジアシルグリセロール、モノアシルグリセロール、そしてグリセロールと脂肪酸へ』と段階的に分解されていく。新規因子の分子メカニズムを探るためには、最終産物であるグリセロール量を測定するだけでなく、脂質が分解されていく中でどの分解段階に関係しているのかを区別して測定できる環境を整える必要があると考えた。そのため、現在LC-MS/MSを用いて各段階で分解されてくる脂質を測定するための条件を検討している。また、マウスからの初代脂質細胞培養系ではマウスを飼育する時間と十分な個体数を確保するのに時間を要するため、より簡便に新規因子の機能解析ができるようにするために、新規因子の発現をRNAiを用いてノックダウンした培養細胞系の立ち上げも行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新規因子を欠失させたマウスの脂肪細胞を用いた脂質分解活性の測定系の確立だけでなく、より簡便に新規因子の機能を解析できるようにするためにマウスの培養細胞を用いた実験系も確立することができた。また、分子メカニズムを明らかにするためには脂質分解過程のどこに作用しているのかを同定する必要があると考え、現在LC-MS/MSで測定できるように条件検討も行っている。以上のことから、本研究が概ね順調に進んでいると判断した。

Strategy for Future Research Activity

新規因子欠失マウスからの初代脂肪細胞培養系と新規インチの発現を抑制した培養細胞系の両方を用いて、研究計画に基づきながら分子メカニズムを明らかにしていく。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Nicotinamide-N-methyltransferase regulates lipid metabolism via SAM and 1-methylnicotinamide in the AML12 hepatocyte cell line2023

    • Author(s)
      Mayuko Yoda, Rin Mizuno, Yoshihiro Izumi, Masatomo Takahashi , Takeshi Bamba, Shinpei Kawaoka
    • Journal Title

      J Biochem .

      Volume: - Issue: 1 Pages: 89-98

    • DOI

      10.1093/jb/mvad028

    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] ニコチンアミドメチル基転移酵素の脂質代謝における機能解析2023

    • Author(s)
      依田真由子
    • Organizer
      第96回日本生化学会大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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