Project/Area Number |
23K08095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
長岡 由修 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50513967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯塚 裕典 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10869720)
寺田 光次郎 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (80843531)
津川 毅 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00631863)
佐々木 祐典 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (20538136)
本望 修 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90285007)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 間葉系幹細胞 / 慢性腎臓病 / 脳腎連関 |
Outline of Research at the Start |
慢性腎臓病(CKD)は成人の8人に1人が罹患し、社会的重要性が高い。近年、腎臓病と他臓器連関に注目が集まっており、脳腎連関もその一つである。CKD患者は脳卒中の発症リスクが高く、認知機能低下にも影響することが分かっており、予防や管理が極めて重要である。 我々は、①脳梗塞モデルにおいて骨髄間葉系幹細胞(MSC)治療により運動機能の回復が得られること、②脳卒中易発症モデルにおいてMSC治療により生存率向上と腎機能改善が得られることを報告してきた。 本研究では、CKD進行による脳卒中モデルを作製し、MSC治療の有効性と、治療メカニズムを脳・腎の双方で多角的に解析し、創薬開発へ展開することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、慢性腎臓病(CKD)と脳卒中との疾患連関に着目し、その共通項であるstrain vessel(太い動脈から直接分岐する血管)に対して、骨髄間葉系幹細胞(MSC)治療の有効性を確立し、その治療メカニズムを解析することを目的としている。 このため、動物疾患モデルの確立が極めて重要であり、2023年度は本研究課題に関連する情報収集のため、日本小児腎不全学会、日本集中治療医学会など、いくつかの研究集会に参加した。CKDモデルを用いた基礎研究や、MSCを用いた基礎研究に関する発表を聴講し、最新研究の進捗状況について情報収集を行った。 一方、研究基盤となる動物疾患モデルの作成に関して、共同研究者と共に必要機器の選定を行い、文献検索により詳細な手順についての再検討を行った。予備実験として、共同研究者が進めている別のモデルラットを用いて、MSCの採取・培養を繰り返し行った。モデルラットより骨髄液を採取し、十分量のMSC培養に成功したことを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究環境の構築に多くの時間と手間を要した。特に研究の根幹を成す動物疾患モデルの作成について、準備に時間を要した。他方、一般臨床業務に関連したガイドライン作成業務が増加し、研究エフォートの大幅な圧縮を余儀なくされたことも一因と考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
必要機器の選定をはじめ、動物疾患モデル作成のための環境構築について目途が立ったため、今後は研究計画に沿って進めていく予定である。
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