Mechanisms of NASH improvement after duodenal-jejunal bypass: a view from intestinal environmental alterations and gut-liver axis
Project/Area Number |
23K08105
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
田中 直樹 東北大学, 大学病院, 講師 (60547404)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井本 博文 東北大学, 大学病院, 助教 (20754922)
土屋 尭裕 東北大学, 大学病院, 助教 (30785621)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | NASH / Leaky Gut症候群 / Gut-Liver axis / Duodeno-jejunal bypass / metabolic surgery / Metabolic Surgery / Duodenal-jejunal bypass |
Outline of Research at the Start |
本研究では、食餌誘発性NASHモデルラットにDJB±BP-limb切除手術を施行し、NASH改善の有無による以下の項目について検討する。 ①腸管透過性(Leaky Gut症候群)の変化 ②腸管自体の変化 特に腸炎の発症と腸管粘膜の厚み、tight-junction ③腸管内容の変化 腸管内胆汁とメタボライツ、腸内細菌叢(Dysbiosisの改善) 代謝改善手術‘metabolic surgery’の実験的モデルである「十二指腸空腸バイパス術(Duodenal-jejunal bypass)」において、胆汁酸動態の変化に起因するDysbiosisやLeaky gut症候群の変化を検証することで、Gut-Liver axis の観点から代謝改善手術のNASH改善機序に迫る。
|
Outline of Annual Research Achievements |
十二指腸空腸バイパス術「DJB」術後には、BP-limb内で胆汁酸が早期再吸収されることにより、胆汁酸の腸肝循環の短絡化が生じており、下流の腸管内の胆汁酸は減少する。胆汁酸動態のダイナミックな変化は、術後はじめに生じる大きな変化であり、腸内細菌叢を含めた腸管内環境を大きく変容させていることが予想される。 本研究では、 DJBにおいて、胆汁酸動態の変化に起因するDysbiosisやLeaky gut症候群の変化を検証することで、Gut-Liver axis の観点から代謝改善手術のNASH改善機序に迫ることを目的とする。 本研究では、当グループで確立した食餌誘発性NASHモデルラットを使用する。ファストフードを模した構成のFFDの給餌をSDラットに給餌することでNASHを誘発できることを報告した。本年度は、モデルラットの作成と飼育の段階であり、食餌誘発性ラットに代謝改善手術であるDJBを施行する群とDJBのBP-limを切除する群、さらにSham群を作成している。一定期間の飼育の後に、各群における腸管透過性を評価し、擬死時には、サンプル採取を行い肝組織像でのNASH成立の評価、腸管サンプルによる組織形態や免疫染色によるtight junctionの評価、血液検体による炎症性メディエーターやエンドトキシン関連検査などを評価し、DJB術後のNASH改善効果に対する腸管透過性の影響や、術式毎の変化を観察することで、Gut-Liver axis の観点から代謝改善手術のNASH改善機序に迫る。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究を直接担当する大学院生の交代に伴い、モデル作成および飼育の段階にある。 モデル作成は、当教室独自の技術であるが、経験のある外科医が技術を継承することで、クオリティを保持しながら、研究継続できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
食餌誘発性NASHモデルラットにDJB±BP-limb切除手術を施行し、NASH改善の有無による以下の項目について検討する。 ①腸管透過性(Leaky Gut症候群)の変化 ②腸管自体の変化 特に腸炎の発症と腸管粘膜の厚み、tight-junction ③腸管内容の変化 腸管内胆汁とメタボライツ、腸内細菌叢(Dysbiosisの改善)
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)
-
-
[Journal Article] 早期胃癌治療後の早期・後期死亡関連因子2023
Author(s)
尾形 洋平, 八田 和久, 大原 祐樹, 小池 智幸, 阿部 寛子, 齊藤 真弘, 金 笑奕, 菅野 武, 宇野 要, 浅野 直喜, 今谷 晃, 山村 明寛, 田中 直樹, 亀井 尚, 海野 倫明, 中村 智洋, 中谷 直樹, 正宗 淳
-
Journal Title
Gastroenterological Endoscopy
Volume: 65
Pages: 162-172
Related Report
-
[Journal Article] 過去から未来に繋げる災害医療と外科医の役割 過去から学ぶ大規模災害における外科医と被災地外科医局の役割 東日本大震災からCOVID-19まで2023
Author(s)
宮城 重人, 石井 正, 赤松 大二朗, 原 康之, 谷山 裕亮, 田中 直樹, 多田 寛, 大沼 忍, 石田 孝宣, 海野 倫明, 亀井 尚
-
Journal Title
日本外科学会雑誌
Volume: 124
Pages: 128-130
Related Report
-
[Presentation] 減量・代謝改善手術を安全かつ有効に行うためのちょっとした工夫 減量代謝改善手術 教室の工夫2023
Author(s)
田中 直樹, 井本 博文, 土屋 尭裕, 山村 明寛, 川名 友美, 佐々木 啓迪, 添田 敏寛, 岡本 浩二, 西條 文人, 中川 圭, 大沼 忍, 亀井 尚, 海野 倫明
Organizer
日本内視鏡外科学会
Related Report
-
-
-
[Presentation] 80歳以上の高齢者胃がんに対する手術成績の後方視的検証2023
Author(s)
田中 直樹, 山村 明寛, 井本 博文, 土屋 尭裕, 川名 友美, 佐々木 啓迪, 添田 敏寛, 岡本 浩二, 西條 文人, 森川 孝則, 大沼 忍, 亀井 尚, 海野 倫明
Organizer
第95回日本胃癌学会総会
Related Report