Project/Area Number |
23K08134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
平下 禎二郎 大分大学, 医学部, 助教 (10527758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪股 雅史 大分大学, 医学部, 教授 (60315330)
平下 有香 大分大学, 医学部, 病院特任助教 (70771955)
泥谷 直樹 大分大学, 医学部, 准教授 (80305036)
増田 崇 大分大学, 医学部, 助教 (50600889)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 膵癌 / 化学療法 / 癌関連線維芽細胞 / 浸潤性膵管癌 / 間質 / 術前化学療法 |
Outline of Research at the Start |
(1)Carcinoma-associate fibroblast (CAF)と膵癌細胞の術前補助化学療法への感受性や再発・予後に関わる因子を、CAFおよび膵癌Organoidを樹立して発現アレイを行うことにより同定する。 (2)CAFと膵癌Organoid共培養に基づいて抽出した因子の機能的意義を検討する。CAFと膵癌Organoidの共培養で、培地中に放出されるサイトカイン、薬剤感受性、腫瘍組織における代謝産物を検討する。 (3)当院で治療した膵癌症例を用い、本研究で注目した因子や新規治療法の適応となる症例の絞り込みと、予後との相関を解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
膵癌は高度な線維化および間質増生を特徴とする最も予後不良な癌のひとつで、Carcinoma-associate fibroblast(以下CAF))は、腫瘍間相互作用の中心的な役割を担っている。CAFは膵癌細胞の進展や増殖、化学療法への抵抗性に関わっていると考えられ、近年CAF自身も腫瘍細胞やその微小環境に影響を受けて形質転換を来すなど、その多様性が明らかとなってきた。しかし化学療法下の腫瘍内のCAFがどのような変化を来し、腫瘍細胞や治療効果にどのように影響を与えているのかは不明であり、本研究では腫瘍内のCAFにも焦点を当て、治療前後の変化と腫瘍細胞への影響を明らかにすることが目的である。 現在FNAおよび切除した膵癌組織における間質の評価とCAFおよび膵癌Organoidの樹立を行っている。特に膵癌細胞に関してはOrganoid樹立ができている。今後のCAFや膵癌Organoidを用いた遺伝子解析や共培養で得られる結果の臨床的意義を検討するにあたり、実際に治療を行った膵癌症例に関する臨床病理学的背景のデータを収集している。収集した臨床データから膵癌における術前化学療法の臨床的意義など解析できた範囲内での学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
術前補助化学療法の前後の組織採取を行い、CAFおよび膵癌Organoidの樹立を行っている。しかし術前の針生検の診断能と組織の少なさから、これを利用したCAFのOrganoid樹立の成功率が低く、検討できる十分な数に至っていない。膵癌に対する術前化学療法を行う頻度は劇的に増加しており、術前化学療法に関する臨床病理学的データの収集は十分に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
CAF及び膵癌細胞のOrganoid樹立を進めていく。Organoid樹立が確実でない場合に備えて、採取した組織を保管してそれを利用した解析も検討する。膵癌における術前化学療法に関して、収集したデータからその意義を解析し、組織の研究から得られた因子との関わりを今後検討する。
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