Project/Area Number |
23K08146
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
井本 博文 東北大学, 大学病院, 助教 (20754922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 尭裕 東北大学, 大学病院, 助教 (30785621)
田中 直樹 東北大学, 大学病院, 講師 (60547404)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 減量・代謝改善手術 / 十二指腸空腸バイパス / 胆汁酸 / 糖尿病 / 高度肥満症 / metabolic surgery / bariatric surgery / duodenal jejunal bypass / obesity / diabetes |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、十二指腸空腸バイパス(DJB)後の異なる腸肝循環短絡化モデルを比較することで、糖代謝改善効果における腸肝循環変容の意義および腸内細菌叢変容との関連を明らかとすることである。また、本研究におけるDJBモデルの比較は既報のないものであり、非常に独創性が高いものと考えられる。さらには本研究の結果は、実臨床におけるバイパス術での各limbの至適長を検討するにあたっても非常に重要な情報となると考えられ、実臨床の術式においても大きな意味を持つものとなると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
当グループでは、代謝改善手術である十二指腸空腸バイパス(Duodenal-jejunal bypass: DJB)を施行し、その代謝改善効果の機序の解明に取り組んできた。こ れまで、DJBを施行すると著明な体重増加抑制効果および糖尿病改善効果を認める一方、胆膵路(Bilio-pancreatic limb: BPL)を切除することで、消化液と混 じた食餌が流れる共通管(Common channel: CC)の長さが同等なのにもかかわらず、DJBによる減量・代謝改善効果が全くキャンセルされる事実を報告した。つ まり、BPLの存在が減量および代謝改善効果に重要であることを示した。また、DJB術後の血中胆汁酸レベルの上昇を確認した。 さらには直近の実験において、DJBでは定説であった回腸からではなく、むしろ BPL内で吸収されていることを発見した。 一方、以前の研究では膵液・胆汁が回腸に流入するこ とが代謝改善効果に寄与しているという結果も得ている。しかし、これらの2つの要素を比 較した検討は未だなされていない。 今回我々はバイパス長を工夫し、既存の回腸末端での再吸収を促進するDJBモデルと、我々の既報に準じたDJBモデルとを比較検討することにより、metabolic surgeryの代謝改善メカニズムにおける腸管循環変容の意義を究明することを目的としている。 本研究はDJB後の胆汁酸再吸収のメカニズムに関する検討であり、手術モデルとしても独創性が 高く、metabolic surgeryの糖代謝改善効果の核心に迫ることができると考えており、今後 実臨床における糖尿病に対する外科治療の確立に向けて非常に意義のあるものと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年は当研究室の既存の結果を海外学会にて発表し、今後の研究に関しても、現状の研究をより良くすべく情報収集を行なった。 今後実際に実験動物を搬入し、手術モデルを作成、研究を進める予定となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、所定の動物モデルを搬入し、手術モデルを作成。必要な頭数を揃えた上で、検体を採取してプロトコルに沿った検討項目の測定を行っていくとともに、安定して実験を進められるよう努める。
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