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末梢神経障害性疼痛に対するプロスタグランジンE1製剤の新たな作用機序

Research Project

Project/Area Number 23K08349
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55050:Anesthesiology-related
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

山本 悟史  兵庫医科大学, 薬学部, 教授 (60220464)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywords神経障害性疼痛 / 脊髄後根神経節 / K+チャネル / 熱 / プロスタグランジン / プロスタグランジン受容体 / プロスタグランジンE1 / 熱感受性Kチャネル / DRG神経細胞
Outline of Research at the Start

末梢神経障害に対してプロスタグランジンE1(PGE1)製剤が臨床的に使用されているが,その作用機序は血管拡張による神経の血流改善とされている。生体内で合成されるPGE2は神経細胞に作用して疼痛を誘導するのに対し,治療薬として使用されているPGE1の神経細胞に対する直作用は明らかにされていない。
今回の研究では,「PGE1が,疼痛抑制系である熱感受性K+チャネルを増強することにより疼痛を抑制する」ことを,DRG神経細胞を用いたパッチクランプ法による実験で証明し,神経障害性疼痛治療におけるPGE1の新たな作用機序を解明する。

Outline of Annual Research Achievements

目的:末梢神経障害に対してプロスタグランジンE1(PGE1)製剤が臨床的に使用されているが,その作用機序は血管拡張による神経の血流改善とされている。生体内で合成されるPGE2は神経細胞に作用して疼痛を誘導するのに対し,治療薬として使用されているPGE1の神経細胞に対する直接作用は明らかにされていない。本研究では,神経障害性疼痛治療におけるPGE1製剤の効果には神経細胞が関与している,と仮説を立て,疼痛抑制系である熱感受性K+チャネル(Kheatチャネル)や疼痛受容体のひとつであるTRPV1受容体に対するPGE1の作用を検証する。
方法:ラットより単離したDRG神経細胞を対象に,パッチクランプ法を用いて膜電流測定を行い:1.熱刺激によって誘起されたKheatチャネル電流(IKheat)を測定する。2.PGE1によるKheatチャネル機能の変化を測定する。3.PGE1によるKheatチャネル温度依存性の変化を測定する。
結果:上記の方法で得られた結果は次の通り:1.DRG神経細胞に熱刺激を加えると,3種類の電(IKheatのみを発生する細胞,TRPV1受容体電流(ITRPV1)のみを発生する細胞,IKheat + ITRPV1を発生する細胞)が記録できた。このうちIKheat + ITRPV1を発生する細胞の割合が最も多かった。2.IKheatのみを発生する細胞を対象にPGE1の作用を検証したが,現在までのところ,明らかな結果は得られていない。3.については未実施。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

熱刺激によって誘起されるKheatチャネル電流(IKheat)を調べるためには,熱刺激によって同時に誘起されるTRPV1受容体電流(ITRPV1)を除外した条件で実験を実施する必要がある。IKheat + ITRPV1を発生する細胞の割合が最も多く, IKheatのみを発生する細胞が少ないことから予想した以上に時間がかかっている。

Strategy for Future Research Activity

研究計画が当初の予定よりも遅れているため,先ず,2023年度に実施予定であった研究目的を遂行し,その上で2024年度に実施予定の研究を行う。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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