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条件づけに由来する痛みに注目した慢性疼痛制御機構

Research Project

Project/Area Number 23K08350
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55050:Anesthesiology-related
Research InstitutionOsaka Prefectural Hospital Organization, Osaka Psychitriac Medical Center (Osaka Psychiatric Researc

Principal Investigator

中村 雪子  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪精神医療センター(こころの科学リサーチセンター), こころの科学リサーチセンター, プロジェクトチームリーダー (90548083)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島田 昌一  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪精神医療センター(こころの科学リサーチセンター), こころの科学リサーチセンター, ユニットリーダー (20216063)
木村 文香  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪精神医療センター(こころの科学リサーチセンター), こころの科学リサーチセンター, プロジェクトチームリーダー (50804291)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords慢性疼痛 / 痛覚変調性疼痛 / 5-HT3受容体 / 条件付け / セロトニン3受容体
Outline of Research at the Start

我々は近年、治療が困難な慢性疼痛の主要因とされるnociplastic pain(痛覚変調性疼痛)のモデル動物を作成し、そのモデル動物では特に前脳の帯状回が活性化していること、さらにその活性化および痛み様行動はセロトニン3受容体アゴニストによってキャンセルされることを報告した。しかし活性化以降のメカニズム、および5-HT3受容体アゴニストによる鎮痛メカニズムについての詳細は明らかになっていない。本研究では、この器質的損傷や炎症を伴わない痛覚変調性疼痛の一因と考えられる「条件づけに由来する痛み」のメカニズムを明らかにすることで、治療が困難な慢性疼痛に対する新たな鎮痛薬としての創薬展開を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

我々は近年、治療が困難な慢性疼痛の主要因とされるnociplastic pain(痛覚変調性疼痛)のモデル動物を作成し、そのモデル動物では特に前脳の前帯状回が活性化していること、さらにその活性化および痛み様行動はセロトニン3受容体(5-HT3受容体)アゴニストによってキャンセルされることを報告した。しかし活性化以降のメカニズム、および5-HT3受容体アゴニストによる鎮痛メカニズムについての詳細は明らかになっていない。本研究では、この器質的損傷や炎症を伴わない痛覚変調性疼痛の一因と考えられる「条件づけに由来する痛み」のメカニズムを明らかにすることを目的とした。さらにこれを基礎とし、創薬展開も目指した。
標的領域である前帯状回のRNAシークエンスの結果、痛み条件づけ環境下で発現が変動する因子、および5-HT3受容体アゴニストの投与によって、発現が変動する因子など、疼痛および鎮痛に関するいくつかの候補因子の同定に成功した。これらを詳しく解析することで、標的領域活性化以降の経路がある程度明らかにできると考えている。今後それぞれの因子の条件づけに由来する痛みへの関連性について検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画通りに進行している。

Strategy for Future Research Activity

今度研究計画の残りである、痛み条件づけ環境下で分泌される脳内伝達物質のマイクロダイアリシスによる同定、および標的細胞の人為的活性化等を行い、条件づけに由来する痛みのメカニズムを明らかにする予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 侵害刺激を経験、学習することに起因した痛みの情動成分モデル2023

    • Author(s)
      中村雪子、島田昌一
    • Organizer
      第45回日本疼痛学会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Invited

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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