Project/Area Number |
23K08366
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
恵川 淳二 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00453168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 祐介 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00623498)
植村 景子 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10645873)
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
山仲 貴之 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (60812534)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | プレハビリテーション / 運動機能 / 脳虚血 / Caveoline-1 |
Outline of Research at the Start |
血管障害を有する高リスク患者の手術やな高齢者の手術において、脳虚血による術後運動機能障害は重大合併症である。術後運動機能障害は、患者のQOLの低下や入院期間の延長につながる。一旦生じた運動機能障害に対しては、介護や長期間の術後リハビリテーションが必要になる。近年、このリハビリテーションを術前から行い術後回復の促進を目的としたプレハビリテーションという薬を使わない介入が認知されるようになってきた。本研究課題では、プレハビリテーションを行なったラットの脳虚血後の運動機能が、プレハビリテーションを行わないラットの脳虚血後の運動機能に比べ良好 に維持されているかについて検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
心臓血管手術や脳外科手術などの血管障害を有する高リスク患者の手術や高齢者の手術において、脳虚血による術後運動機能障害はしばしば遭 遇する重大合併症である。術後運動機能障害は、患者のQOLの低下や入院期間の延長につながる。一旦生じた運動機能障害に対しては、介護や 長期間のリハビリテーションが必要になる。近年、リハビリテーションを術前から行い術後回復の促進を目的としたプレハビリテーションという介入が認知されるようになってきた。しかし、脳虚血の運動機能障害に対するプレハビリテーションの効果については十分なエビデンスがない。本研究課題では、プレハビリテーションを行なったラットの脳虚血後の運動機能が、プレハビリテーションを行わないラットの脳虚血後の 運動機能に比べ良好に維持されているかについて検討を行う。また、機序解明としてCaveolin-1という脂質結合蛋白の大脳運動野での発現に注目して研究を行う。現在、手術手技の確認作業、行動実験の準備作業及び、以前に行った研究をもとに免疫染色及びウェスタンブロットで使用する抗体の再検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験施設における動物実験の承認作業の手続きが遅れたことにより、全体的に研究は遅延している。また、主に手術手技を行う者の勤務の都合で、手術ができる時間が限定されるため、実験の流れの再構築が必要となり遅延している。以前に、行っていた虚血による高次脳機能の研究において、当初想定していたこと一部異なる結果が出たこともあり、検討する抗体の再検討などを行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究チームにおいて、実験の流れや使用する抗体などを含めプロトコールやの再構築を行なっていく。手術手技自体は確立したものであり、実験の流れの再構築(手術を行うものの勤務調整)ができるようにさえなれば、本実験に進んでいけると考えている。
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