Project/Area Number |
23K08375
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
川道 拓東 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (30596391)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 翔 公益財団法人東京都医学総合研究所, 脳・神経科学研究分野, 主席研究員 (80723428)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Keywords | MRI / PONV / DTI / rs-fMRI / 大脳皮質 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、術後悪心嘔吐(PONV: Postoperative Nausea and Vomiting)発症に関わる神経基盤を明らかにすることを狙いとする。ヒトの嘔吐の神経回路における嘔吐中枢への入力は大脳皮質が大きな役割を果たす。大脳皮質の構造から機能までに至る知見を一貫して得ることができ、かつ、近年計測手法の進歩が著しいMRI(Magnetic Resonance Imaging)を活用して、PONV発症を表象する大脳の灰白質の構造・機能を明らかにする。この際に、個々人のPONV発症の大脳における修飾様式の違いという患者の特性を明らかにし、患者の特性に応じたPONVの予防法の開発の端緒とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、実験環境の構築を進めた。群馬大学医学部附属病院にある3T MRIを使用してDWI (Diffusion Weighted Imaging)、sMRI(structural Magnetic Resonance Imaging)、rs-fMRI(resting state functional Magnetic Resonance Imaging)の計測プロトコルの構築を行った。実験協力者(患者)の負担を踏まえて、30分で計測が終了し、かつ、解析における質を十分に確保できるスキャンパラメータとした。実験パラメータの確定に際しては、関係部門で打ち合わせを実施し、実計測における問題点の洗い出しを行なった。DWIについては、iso-voxelにした上で、directionをできるだけ多くする設定とした。sMRIについては、MPRAGEでの計測とした。rs-fMRIに関しては、時間的制約を踏まえて、できるだけ多くのスキャンができるようにした。 設定したスキャンパラメータによる計測プロトコルに関して、ダミーデータを計測し、解析可能かを検討した。計測データの質向上を狙いとして、DWIについては、Diffusion Vector情報を独自に作成して、計測する方針とした。rs-fMRIにおいては、Enhanced DICOMを使用して、計測したデータの出力形式を適切なフォーマットとして、解析を行う方針とした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験遂行に向けて計測パラメータを確定した。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和6年度から実患者を対象とした実験を開始する。
|