Project/Area Number |
23K08393
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
間瀬 大司 日本医科大学, 医学部, 講師 (60614831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂井 敦 日本医科大学, 医学部, 講師 (30386156)
石川 真士 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30714745)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 時計遺伝子 / 概日リズム / 神経障害性疼痛 / 睡眠疼痛連関 |
Outline of Research at the Start |
睡眠覚醒系および疼痛制御系において疼痛により特異的に発現変化する遺伝子群を同定し、その機能を包括的かつ詳細に検討することで、生体内の睡眠覚醒系と疼痛制御系の連関機序を明らかにし、従来の疼痛治療と全く異なる新たな治療戦略の確立、副作用のない最適な新規治療標的の探索を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
難治性疼痛に対して種々の鎮痛治療が実践されているが、しばしば治療抵抗を示すことが臨床上の問題である。疼痛を有する患者の多くが不眠に代表される睡眠障害を訴えるが、睡眠障害そのものが疼痛を増悪させることが近年の報告で明らかにされている。しかしながら、鎮痛薬や鎮静薬の主な作用である睡眠と鎮痛の作用機構とこれらの分子基盤の関連性に関して、未だ詳細に解明できていない。本研究は、睡眠覚醒系および疼痛制御系において、疼痛により特異的に発現変化する遺伝子群を同定し、その機能を包括的かつ詳細に検討することで、生体内の睡眠覚醒系と疼痛制御系の連関機序を明らかにし、従来の疼痛治療と全く異なる新たな治療戦略の確立、副作用のない最適な新規治療標的の探索を行う。研究計画の概要は先行研究と同様で、疼痛モデル作製、疼痛行動観察、検体採取、RNA抽出、RNA収量と品質の確認、次世代シーケンサーによるRNAシーケンス、遺伝子機能解析、薬物投与実験、疼痛行動変化に関与する遺伝子の発現変動の検証を予定している。検体採取部位は、先行研究で対象とした概日リズムの中枢である視交叉上核、下行性疼痛制御系を構成する青斑核のほか、下行性疼痛制御系を構成する他の複数の主要神経核を選択した。疼痛モデル作製は、先行研究と同様に、臨床上の治療頻度が高く、モデル動物での疼痛関連行動の変化が顕著で、疼痛再現性が高かった神経障害性疼痛モデルを選択した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の予定より検体採取に遅れをとっている。先行研究の検体採取部位とした視交叉上核に加え、下行性疼痛制御系を構成する複数の主要神経核の採取を計画したため、遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
検体採取部位は、視交叉上核に加え下行性疼痛制御系を構成する複数の主要神経核を予定したため遅れが生じたが、検体採取後の研究計画における研究手法は先行研究と同様である。
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