Project/Area Number |
23K08404
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
竹村 佳記 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (70624922)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 複合性局所疼痛症候群 / warm CRPS / エクソソーム micro RNA / バイオマーカー / 個別化医療 / CRPS / warm期 / microRNA / 痛み関連シグナル |
Outline of Research at the Start |
難治性の慢性痛疾患であるCRPSには治療に反応するwarm期の存在が確認され、臨床においても早期介入により予後が良いことを実感しているが、現在その時期を判断する明確な客観的指標がない。 本研究では、CRPSのwarm期の病態を解明するために、warm期に特異的なmiRNAを同定することを目的とする。実験にはモデルマウスを使用し、CRPS様症状と血清中miRNA発現との関係を調べ、miRNA阻害剤により検証する。本研究により、miRNAを客観的指標としてwarm期を診断し、そのmiRNAを標的とした遺伝子治療に繋げることで個別化医療を実現させ、CRPS治療の進展に貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、当講座の事情により実験自体を遂行することができなかった。その状況下でまず、これまで文献検索したCRPSモデルマウスのmicroRNA情報を整理し、次年度のmicro RNA採取のポイントや採取すべきmicro RNAを再検討した。また、今後のmicro RNA探索を行うための適切な方法に関する情報収集を行い、その得られた結果をもとに必要機器や機材の整備および設置をおこなった。具体的には、学会にてCRPSに関するmicro RNAの発表を行い、また、関連発表の研究者との情報交換や文献検索を通して、研究方法について確実性を上げられるよう検討した。 次年度のmicro RNA研究におけるプロトコールの準備は終了している。本研究における客観的指標として、エクソソーム micro RNAを用いる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今回、研究に対するエフォートが小さかった。その理由として、教授不在期間および新教授就任後に医局長を勤めたことが主に考えられる。 次年度は、本年度よりも比較的研究のための時間を確保して、本研究を進める。
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Strategy for Future Research Activity |
既述の通り、本年度は当講座の事情により実験自体を遂行することができなかった。しかし、情報収集の点から少しずつ準備は進めることができた。次年度は以下のように進める予定である。 CRPSモデルマウスを作成し、warm期におけるいくつかの採血ポイントで採血し、その資料からエクソソーム micro RNAを抽出することで、warm期の客観的指標となるmicro RNAを同定する。
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