Project/Area Number |
23K08405
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
石田 高志 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (60531952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 真理子 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (60581832)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 関節炎 / 疼痛 / 痛み / 電気生理学 |
Outline of Research at the Start |
1.関節炎モデルラットを作成し、骨髄内でどのような変化が起きているかを放射線画像的、免疫組織学的に明らかにする。 2.関節炎モデルラットの痛みを評価し、骨髄内刺激に対する侵害受容の変化を疼痛関連行動および電気生理学的手法を用いて明らかにする。 3.関節炎モデルラットに対し、骨髄内に各種鎮痛薬を投与し行動薬理学的に評価しその鎮痛効果を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
関節炎による痛みを調べるために、CFAをラットの膝関節に投与したラット関節炎モデルと生理食塩水を膝関節に投与したコントロールラットを作成した。ラット関節炎モデルの痛みの変化を評価するために、足底皮膚に対する機械性痛覚過敏をvon Fray filamentを用いて逃避閾値を評価し、自発痛の評価を行うために患肢への荷重(Dynamic weight bearing)の評価を行った。それぞれの疼痛関連行動は、モデル作成前、モデル作成後3日目、7日目、10日目、14日目に行った。 ラット関節炎ではモデル作成後3日目にもっとも強い疼痛関連行動を示し、徐々に痛みは減少したが14日目まで足底の機械性痛覚過敏は継続した。これらの研究により、ラット膝関節モデルではヒトの膝関節炎と同様に荷重による自発痛と皮膚の痛覚過敏を起こすことが確認され評価モデルとして適切であることが確認された。 ラット膝関節モデルとコントロールモデルを用いて、膝関節をMRIで骨髄内病変評価を行った。MRIはモデル作成前、作成3日目(関節痛が最も強い時期)、作成14日目に評価を行った。モデル作成3日目でラット膝関節炎モデルでは膝関節側脛骨末端でコントロールラットと比べてT2強調像で高信号域を認めた。ヒト関節炎患者でも同様の高信号域を認めることから、ラット膝関節モデルでも同様の変化が認められることが明らかとなった。 本研究で作成した、膝関節モデルは疼痛関連行動やMRI画像でもヒト膝関節炎に類似した所見を認められることが確認できたため今後、このモデルを用いて骨髄内病変をターゲットとした鎮痛法の評価を行っていく予定とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度の研究結果より本研究で作成したモデルが、ヒトの関節炎患者と同様の所見を認めることが明らかとなった。今後は、この膝関節炎モデルを用いて骨髄内病変をターゲットとした鎮痛法を評価していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の研究結果より本研究で作成したモデルが、ヒトの関節炎患者と同様の所見を認めることが明らかとなった。今後は、この膝関節炎モデルを用いて骨髄内病変をターゲットとした鎮痛法を評価していく予定である。
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