Project/Area Number |
23K08457
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
鈴木 圭 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (40585171)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ECMO / 血液粘弾性検査 / 敗血症 / 播種性血管内凝固 / 血液凝固波形 |
Outline of Research at the Start |
ECMO(extracorporeal membrane oxygenation)管理下における血液凝固モニタリング手法や、早期に感染症を認知できる指標についてのエビデンスは不足している。本研究では「ECMO管理下において、血液凝固異常症としての前血栓状態/過凝固症は感染症と関連する」という仮説をたて、血液粘弾性検査(TEG)および凝固波形解析(CWA)と、細菌・真菌の網羅的検出が可能な全血PCR法を用いた感染症遺伝子検査を同時に行うことで、TEGやCWAの変化が感染症早期診断のマーカーとなり得るか検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
重篤な呼吸不全に対して体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation: ECMO)による呼吸補助が幅広く行われるようになってきている。近代的な集中治療室において、ECMOの導入にはさほど困難はない。しかし、出血・血栓症や 感染症など続発する合併症で致死的経過をたどることも多く、これらの合併症を制御することがECMO管理を成功させる鍵となる。この一方で、ECMO管理下における最適な血液凝固モニタリング手法や、早期に感染症を認知できる堅牢な指標についてのエビデンスは不足している。本研究では血液粘弾性検査(thromboelastgraphy: TEG)および凝固波形解析(clot waveform analysis: CWA)と、細菌・真菌の網羅的検出が可能な全血PCR法を用いた感染症遺伝子検査(以下、全血PCR法)を同時に行うことで、TEGやCWAの変化が感染症早期診断のマーカーとなり得るか検証を行っている。2023年度は主として臨床例からの検討を行い下記の結果を得た。
1)ECMO管理下におけるTEGとCWAの関係性:特殊な溶血性疾患であっても同検査が有用であることを示し、従来のモニタリングよりもより鋭敏に血液凝固状態を反映できる可能性を示した。 2)特殊な易出血性疾患に対するTEGの有用性:血友病などの出血性疾患に対してTEGが有用である可能性を示した。また、同時にCWAとの関係性について言及した。 3) 感染症の側面から検討を進めて、TEG結果と感染症の関係:TEGにより異常所見が出現すると予後が悪化する可能性について示した。特に、播種性血管内凝固を合併している症例では、予後を鋭敏に反映する可能性について言及した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例が順調に集まり、予定通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度はさらに症例を集めるとともに、2023年度で得られた結果から示唆された、血液粘弾性検査(TEG)と感染症予後の関係についてさらに検討を進める予定である。
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