Project/Area Number |
23K08509
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
小関 宏和 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10766546)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 脳動脈瘤 / 口腔内細菌 / メタゲノム解析 / 炎症 |
Outline of Research at the Start |
脳動脈瘤は慢性炎症によって動脈壁の一部が脆弱化し、重篤なくも膜下出血の主な原因となる。脳動脈瘤の破裂予防には外科的治療しか存在しないため、本研究では,口腔内細菌と脳動脈瘤との関連性を明らかとし、予防法と確立することを目的とする。歯周病の重症度を定量的に評価すると同時に、唾液のメタゲノム解析によって病態に寄与する候補菌株を特定し、該当菌株のヒト動脈瘤壁からの検出を試みる。本研究により、脳動脈瘤に対して口腔内ケアや特定菌株の除菌といった、極めて簡便で安価な治療法が確立できるのみならず、脳動脈瘤発生における内在的リスク因子としてスクリーニングに活用できることへの波及効果が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画に沿って患者登録を進め、各群の合計97症例の患者登録を完了した。得られた唾液検体から順次、16sリボソームRNAシークエンス解析を進めており、これまでに50例のメタゲノム解析が完了している。これまでの研究成果として、英文著書のbook chapterを投稿した。現在アクセプトされ、出版中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は患者登録と並行して順次、メタゲノム解析を進めることを目標としていた。研究実績の概要に記載の通り、ほぼ想定していたペースで症例登録が進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の目標症例数を各群50例ずつと設定していたが、30例ずつで十分な解析が可能であると判断し、今年度は全てのメタゲノム解析を完了し、脳動脈瘤患者に多く保菌される菌株の同定、およびそれらから産生されるタンパク質の同定を進める。
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