Project/Area Number |
23K08575
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
大山 健一 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 教授 (70350048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
盛田 幸司 帝京大学, 医学部, 病院教授 (30535216)
川上 恭司郎 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90589227)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | エクソソーム / ソマトスタチン受容体 / 下垂体神経内分泌腫瘍 / 成長ホルモン / ソマトスタチンアナログ |
Outline of Research at the Start |
ソマトスタチン受容体(SSTR)を標的として作用するソマトスタチンアナログ(SSA)のGH産生下垂体神経内分泌腫瘍における薬効予測システムの構築を目指す。具体的には下垂体神経内分泌腫瘍細胞株と手術で摘出した下垂体神経内分泌腫瘍の培養液からエクソソームを単離した後、GH産生下垂体神経内分泌腫瘍細胞由来エクソソームでのSSTRサブタイプの発現パター ンを確認するとともに、プロテオーム解析により特異的な表面タンパクを同定する。続いて、GH産生下垂体神経内分泌腫瘍細胞由来SSTR陽性エクソソームを検出するシステムを構築した後、術前後の患者の血清で測定し、組織でのSSTRの発現レベルとの相関を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
細胞から放出され体液中に存在するエクソソームは由来する細胞の特徴を反映していることから、様々な疾患で新たなタイプのバイオマーカーとして注目されている。本研究は、術後の免疫組織染色でしか知り得ないGH産生下垂体腫瘍でのソマトスタチン受容体(SSTR)サプタイプの発現を、末梢血エクソソームの解析により測定するシステムを構築した後、 術前後の患者の血清で測定し、組織でのSSTRの発現レベルとの相関を検討することにより、エクソソームによるソマトスタチンアナログ(SSA)の薬効予測診断の実現に向けた基盤的な知見を得ることを目的として行った。 初期研究として、ヒト胎児腎細胞(HEK細胞)にソマトスタチン受容体2型(SSTR2)プラスミドを導入し、24時間エクソソームフリーの条件下で培養。培養液の上清を採取し, 上清から超遠心法によりエクソソームを単離した後、エクソソームマーカーに対する抗体を用いてウエスタンブロットを行い、エクソソームの単離を確認した。さらに単離を確認したエクソソームにおけるSSTR2の発現の有無を検討した。この際、最適濃度等の情報も十分でないため、まずはややタンパク量多め、抗体濃度高めにて行なったところ、エクソソーム内にSSTR2の発現が確認された。このため引き続き同実験系にて至適タンパク量及び至適抗体濃度の検討を行った。結果として①培養細胞液上清からのエクソソームの単離が可能であること、② SSTRの発現解析に有用な抗体があること、③SSTR2発現プラスミドが確かに機能していること、などが確認できた。引き続き同実験系にて至適タンパク量及び至適抗体濃度の検討を行なっているが、至適タンパク量及び至適抗体濃度が定まれば、今後予定する下垂体神経内分泌細胞株エクソソームにおけるSSTRサブタイプの発現解析にスムーズに着手することが可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
下垂体腺腫細胞株(ラットGH3細胞)から単離したエクソソームを用いてGH3細胞由来エクソソームでのSSTRサブタイプの発現パターンを検討しているが、発現量が安定せず、その原因解析に時間を用意した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は引き続き下垂体腺腫細胞株(ラットGH3細胞)での検討を行う。エクソソームの単離が確認できたラットGH3細胞における単離したエクソソームについて、抗SSTR1~5抗体によるウエスタンブロットを行い、GH3細胞由来エクソソームでのSSTRサブタイプの発現パターンを確認する。単離したエクソソームについて、iTRAQ法によるプロテオーム解析を行い、GH3細胞で特異的に発現が増加しているタンパクの中で、細胞表面に発現しているタンパクを選抜することを予定する。さらには術中に腫瘍近傍で採取した血液及び末梢血からエクソソームを抽出し、それぞれの検体におけるSSTRサブタイプの発現パターン、発現量につき相関解析を行い、末梢血のエクソソームによるソマトスタチンアナログ(SSA)の薬効予測診断の実現に向けた基盤的な知見を得ることを目指す。
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