Project/Area Number |
23K08608
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
渡邊 慶 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (40597671)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
大橋 正幸 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70706720)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 成人脊柱変形 / 骨格筋減少症 / コホート研究 / 脊椎アライメント / ロコモティブシンドローム / 腰痛 / 運動機能 / 成人期脊柱変形 / 慢性腰痛 |
Outline of Research at the Start |
2020年より成人期脊柱変形(以下「脊柱変形」)の住民コホート研究(N=623,年齢53~88歳)を立ち上げ(基盤研究C:2020-2022による)、フォローアップを開始した。本応募研究で、5年後フォローアップを完了することを計画した。具体的には、5年後の脊柱変形(脊椎アライメント)および身体機能検査を行い、それらの進行を予測する要因を探索する。一次アウトカムは脊柱変形の進行であり、二次アウトカムは、慢性腰痛、ロコモティブシンドローム、要介護認定の発生である。本研究は、脊柱変形および関連する運動器障害のリスク要因を5年間の縦断調査で解明し、健康寿命延伸に寄与することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度には7月に、地域型コホートとして、新潟県阿賀野市での住民239名(女性222名、男性17名、年齢73.2歳)を対象に運動機能5年目の調査を終了した。内容は、脊椎アライメント・運動機能・腰痛および歩行能力の低下する運動器障害であるロコモティブシンドローム(ロコモ)、サルコペニア、フレイルに関する評価を行った運動機能は、握力、開眼片脚立位時間、最大一歩幅(いずれも左右平均値を使用)、timed up and go test (TUG)を測定した。体組成計を使用してbody mass index(BMI)、skeletal muscle mass index (SMI)、体脂肪率を測定した。令和5年度は新たに栄養評価として短縮版栄養調査票(J Epidemiol 2016;26:420-32)を用いて過去1年間の食事状況をスコアリングし、また身体活動評価として国際標準化身体活動質問票(IPAC短縮版)を用い、平均的な身体活動をスコアリングした。今後5年間の縦断調査が可能だった181名(女性174名、男性7名、年齢74.5歳)を対象に、腰痛、ロコモや脊椎アライメントの変化とその寄与因子の解析を行ってゆく予定。 また令和3年度から5年度に、都市型コホートとして埼玉県行田市整形外科クリニックで343名(全例女性、平均年齢73.6歳)を対象に阿賀野市コホートと同様の調査を実施した。本調査ではISOFORCE GT-350(OG Wellness Technologies Co., Ltd., Okayama, Japan)を用いて体幹筋の等尺性筋力と骨密度(腰椎・大腿骨)も独自に評価を行った。横断調査の結果として、骨密度と四肢骨格筋量、BMI、歩行速度との関連を認め、骨粗鬆症に関連する運動機能の指標として、令和6年度に英文投稿予定。今後縦断調査の準備も進めてゆく予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
地域型の阿賀野市コホートについては5年目の運動機能調査を終了し、5年間の縦断的変化について解析を開始している。都市型の行田市コホートについては令和5年度に約350名のベースライン調査を終了しており、5年後の縦断評価開始の準備を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
都市型行田市のコホートに対して、5年後の縦断調査を準備中であるが、調査項目内容等はベースライン調査と同様に継続調査を行う予定。 2つのコホートの5年後調査が終了した後には、N>500のデータを用いて、体幹の変形(前傾)、ロコモ、腰痛などの悪化に対する寄与因子を調査項目の中から多変量解析にて抽出する予定。 将来的には、10年フォローアップ調査を検討する予定。
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