Project/Area Number |
23K08628
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
渡邉 修司 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (00596679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 秀明 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (10397276)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | Exosome / spinal cord injury / mouse / mesenchymal stem cell / ttw mouse |
Outline of Research at the Start |
近年注目されているエクソソームとよばれる細胞外小胞は、タンパクや核酸が内包されており、周辺細胞へのシグナル伝達に重要な役割を担う。間葉系幹細胞由来エクソソームを投与する非細胞療法は、エクソソームが障害脊髄周囲で安定して神経保護効果を発揮し得る。本研究では、脊髄損傷慢性期を含めた治療効果の検証を行う。また、細胞径が小さく血液脊髄関門を通過するため、圧迫性頚髄症の新たな治療選択肢になる可能性も考え、慢性圧迫脊髄モデルを用いた治療効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
急性脊髄損傷や圧迫性脊髄症による運動麻痺や神経障害性疼痛に対する、間葉系幹細胞由来の(骨髄由来および脂肪由来)エクソソーム静脈注射する非細胞療法の効果についての基礎研究である。2023年度は本研究のpreliminaryな基礎実験を中心に行った。 生後8~12週のC57BL6マウスの大腿骨・脛骨および皮下脂肪(約500mg程度)を採取し、大腿骨・脛骨は清潔操作で骨髄を摘出。脂肪についてはコラゲナーゼ処理を行い消化をしたのち、細胞をそれぞれ遠心分離を行い抽出した。抽出した細胞は10% FBS 含有 DMEM 培地(抗生剤含有)で培養を行い、90%コンフルエンスになるごとにトリプシンを用いて継代培養を行い、2継代を行ったのちに、80%コンフルエンスとなった段階で無血清培地に変更し、48時間後に培養上清を回収とした。これらの培養について数回検討を行い、細胞培養については安定した結果が得られている。 回収した培地を用いて超遠心法によりエクソソームの回収を試みている。回収された培地内のエクソソーム回収、解析については各細胞ごとの比較が必要であり、これについてはプロテオーム解析、相対定量解析などが必要であり、エクソソーム解析の受託会社と相談の上、解析を進めている。各細胞によるエクソソーム解析の結果が出次第、国内の基礎研究学会等での報告を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在のところ、preliminaryな実験の段階であり、学会報告などの段階に至っていない。結果を示すには、まだ実験の積み重ねが必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
実験を計画通りに進め、解析を行っていく。 研究内容の大部分が新規の研究であり、当学の設備では解析困難な点もあるため、今後同様の研究を行っている、関連施設に協力を仰ぐ予定もある。
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