Project/Area Number |
23K08705
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
羽田 晋之介 順天堂大学, 医学部, 助教 (50761459)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 内側半月板逸脱 / 変形性膝関節症 / エコー / MRI / 半月板逸脱 |
Outline of Research at the Start |
変形性膝関節症(膝OA)の治療法は対症療法が中心である。膝OAに対する進行抑制を目指した治療法開発にむけ、早期病態の解明に大きな関心が寄せられている。その中で、申請者らは膝OAの重大な進行リスク因子である内側半月板逸脱(medial meniscus extrusion: MME)と呼ばれる病変に対する研究を積み重ね、MMEが脛骨内側の骨棘と深く関連することを明らかにしてきた。本研究ではMRI、動物モデル、超音波診断法を用いることで、骨棘によるMME発症仮説の証明を試み、早期膝OAでの骨棘とMMEを標的とした新規治療開発に向けた基礎研究を行う
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Outline of Annual Research Achievements |
変形性膝関節症(膝OA)に対する進行抑制を目指した治療法開発にむけ、早期病態の解明に大きな関心が寄せられている。その中で、申請者らは膝OAの重大な進行リスク因子である内側半月板逸脱(medial meniscus extrusion: MME)と呼ばれる病変に対する病態解析を積み重ねてきた。今年度の研究では超音波診断装置(エコー)とmagnetic resonance imaging (MRI)を用いた早期膝OA患者での画像解析によるMMEの病態解析に取り組んできた。 これまで不明な点が多かった膝OAにおける疼痛の頻度が最も高い部分である前内側部でのMMEを中心とした現象を現在までに我々がMRIで行ってきた膝OAの画像研究に加え、エコーを用いてさらに詳細に迫り本年度は以下の学会にて発表を行った。2023年5月7日、第96回日本整形外科学会学術総会では339名のMRI解析によって内側滑膜ひだの存在がMMEの進行リスクであることを報告した。2023年11月25日、関東膝を語る会においてMMEの程度とエコー上の滑膜炎が関連する事、また滑膜炎の程度と疼痛が関連する事を報告した。2023年12月9日の膝関節学会においてはMMEが発生している部分に対するブドウ糖注射による治療成績の報告を行った。 滑膜炎は滑膜の肥厚を起こしひいては骨棘形成へとつながる。脛骨内側の骨棘形成がMMEのトリガーとなりることを我々がこれまで明らかにしてきたが、MMEと関連する病態として新たに内側滑膜ひだが軟骨面と摩擦することによって滑膜炎が発生した場合に、MMEの進行リスクとなり得ることが推察された。そして滑膜炎もまたMMEの治療を見据えたうえで重要な役割を担う可能性が明らかとなった。さらにMRIを用いて新たにMMEに関連する因子の探索や、エコーをさらに有効活用し荷重環境下での解析などにも取り組んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物実験への準備が遅れているものの、予定していたMRI、およびエコーによる解析が予定以上のペースで進んでおり複数、多方面の学会発表を行うことが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き画像・動態解析を進めるとともに、基礎実験への準備をすすめていく。
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