臓器特異性に着目したオステオポンチンの機能解析による尿路結石の新規治療方の開発
Project/Area Number |
23K08744
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
服部 竜也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70906552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 和己 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (00595184)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
海野 怜 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40755683)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
杉野 輝明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70881746)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80551267)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | オステオポンチン / 尿路結石 |
Outline of Research at the Start |
私たちは、尿路結石に含まれるマトリックス蛋白である OPNが結石形成の促進因子であることを報告してきた。さらに、結石モデルマウスを用いた実験を通して結石形成・消失にMφが関わることを見いだした。OPNは腎尿細管細胞などの上皮細胞、Mφなどの免疫細胞といった多くの細胞が分泌している。尿路結石に含まれるOPNの由来は不明であり、尿路結石の予防のためにはその分泌細胞を同定することが必要と考えたが、尿路結石の形成に関わるOPNについて、由来する臓器を検討した研究はない。本研究では、尿路結石形成に関わるOPNの由来臓器を特定し、OPNを標的とした尿路結石の新規予防薬の開発を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
私たちは、尿路結石に含まれるマトリックス蛋白であるオステオポンチンが結石形成の促進因子であることを報告してきた。さらに、結石モデルマウスを用いた実験を通してDNAマイクロアレイ解析で結石形成・消失にマクロファージが関わることを見いだした。オステオポンチンは腎尿細管細胞などの上皮細胞、マクロファージなどの免疫細胞といった多くの細胞が分泌している。尿路結石に含まれるオステオポンチンはどの細胞で発現したか不明であった。 尿路結石の形成に関わるオステオポンチンの発現を制御するためには、その分泌細胞を同定することが必要と考えたが、尿路結石の形成に関わるオステオポンチンについて、由来する臓器を検討した研究はない。本研究では、尿路結石形成に関わるオステオポンチンの由来臓器を特定し、オステオポンチンを標的とした尿路結石の新規予防薬の開発を行う。 本年度はオステオポンチン欠損マウスを用いた骨髄マクロファージを用いたex vivo実験を行い、マクロファージの結石封着にオステオポンチンが必要ないことを確認した。また、オステオポンチンを抑制したマクロファージでは、遺伝子発現解析において、結石形成に関わっる遺伝子の他に、様々な経路が抑制されることを発見した。このことについて日本尿路結石症学会第33回学術集会、第110回日本泌尿器化学会総会で発表した。 加えて、オステオポンチン抑制マウスを用いた骨髄移植モデルマウスについて、先行研究者に従事し手技を確認し骨髄移植の導入に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨髄移植モデルマウスの作成に難渋した
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Strategy for Future Research Activity |
本年度はマウスの操作において研究の進行がすすまなかった。次年度は会得した手技をベースに予定していたた実験を進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)