Project/Area Number |
23K08800
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小野山 一郎 九州大学, 大学病院, 講師 (00444802)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 卵巣癌 / 5hmC / DNA脱メチル化 |
Outline of Research at the Start |
がんにおけるエピゲノム研究はこれまでDNAメチル化、ヒストン修飾に着目され研究が発展してきた。本研究では、DNAの脱メチル化の中間産物である5hmCに着目した研究であり、世界を見渡してもこれまで研究が進んでいない分野である。近年の研究には欠かせないツールとなっている次世代シークエンサーや質量分析計といった機材を使用し、今まで検出できなかった微細なゲノム修飾の変化を捉え、臨床の場に生かすことを目標として研究を進めて行く。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、メチル化DNAが脱メチル化する時の中間産物である5hmCの量とゲノムワイドな分布が、卵巣癌においてどのように変化するのか明らかにすることを目的として研究を行っている。 令和5年度は研究に用いるための卵巣癌症例を集積とそのサンプリングを行った。またDNAの抽出する条件を整えた。また、癌細胞における5hmCの基礎研究として、これまで解析していたBraf、Kras変異が起こった時のメチル化DNAの変化に加えて、Pten遺伝子に変異が起きた後のメチル化DNAの変化について解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
卵巣癌の臨床検体サンプリングまでは順調に進んでいるが、その後のDNA抽出作業が進んでいないため、進捗状況としてはやや遅れている状態にある。原因としてはすでにデータを取得済みであったPten欠損細胞のゲノムワイドなDANメチル化のデータ解析を行っていたためである。
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Strategy for Future Research Activity |
卵巣癌臨床検体からのDNA抽出作業に注力する。質の良いDNAが抽出できれば、メチル化DNAの定量と5hmCシークエンス用のライブラリー作成も効率よく進めることができる。
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