Project/Area Number |
23K08947
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
木下 裕子 金沢医科大学, 医学部, 助教 (80623123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 高喜 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20229909)
古山 貴文 金沢医科大学, 医学部, 講師 (20802268)
小野 宗範 金沢医科大学, 医学部, 教授 (30422942)
山本 亮 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (30447974)
志賀 英明 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (80436823)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ABR / ワイアレス / 小児 / 覚醒下記録 / ワイヤレス / 小児難聴 |
Outline of Research at the Start |
現在、新生児聴覚スクリーニング後の精査を行うための精密聴力検査機関に加えて、二次聴力検査機関の増設が図られ、難聴が疑われる小児の検査体制の強化が進められている。これにより以前に比べて小児難聴診断体制は改善されている。しかしそのような努力にもかかわらず、難聴の可能性を持つ小児に対するABR検査が十分に行われていない現状がある。このような状況を打破するために、より侵襲性が低く簡便なABR検査方法の開発が必要であると考え本研究を計画した。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度はワイアレスABR記録装置の設計を行った。当初はIntanTech社の生体信号記録用のチップにワイアレスモジュールを取り付けたものをヘルメットと主に頭蓋に設置し、頭皮から記録した生体電気信号をPCに送信しPC上で信号の平均等の演算を行う仕様を考えていたが、ワイアレス送信時に生じる遅延の問題があることから、ヘルメット上に記録演算用のマイクロコンピュータを取り付ける仕様に変更した。 またこれに伴って、生体信号記録用のアンプチップもTexasInstruments社のより安価なものへと変更した。これによって試作品作成がより行いやすくなった。現在は生体信号記録アンプとマイクロコンピュータの間でSPI通信によって記録の時間制御およびデータ取得を行い、マイクロコンピュータ内でデータ記録および演算を行った後に、PCへとその結果を送信するためのシステムの設計と実際の記録実験を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初考えていた記録システムの不備を受けて変更を行ったことが理由の一つである。さらに、新型コロナウイルスの蔓延および需要の急増等に起因する世界的な半導体不足の影響を受けて、実験に必要な電子部品の納入が大幅に遅れたことも研究の遅れの理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は研究実績の概要部分で述べたマイクロコンピュータを用いたワイアレスABR記録システムの構築を推進していく。まず成人を対象とした実験を繰り返し、質の高いデータを取得するための記録システムの完成を目指す。また記録システムの構築と並行して、低ストレスな刺激音プロトコールの開発も進める。
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